野球中継などを見てみると、バッターが空振りや何も振らなかった時に、審判が大声で「ストライク!」と言います。

審判B

ストライク!バッターアウト!

一方でバットを振らず、ピッチャーの投げた球が大きく外れてしまうと、審判が大声で「ボール!」と言います。

審判A

ボール!

そしてストライクは3回カウントされるとアウトカウントが1つ増えて、ボールは4回カウントされるとバッターが出塁できます。


野球中継を見ると、当たり前のように聞く言葉ではありますが、改めてストライクとボールの意味を考えたことがありますか?

どうしてこう呼ばれるようになったのでしょうか?

野球が好きな管理人はとことん気になったので、今回徹底的に調べてみました!




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ストライクの意味とは?

まずはストライクの意味から解説していきます。

ストライクとは正式には英語で「Strike」と表記し、ピッチャーの投げた球に対して下される判定の一つです。

テレビの画面上や球場のバックスクリーンでも、ボールカウントとしてアルファベットの「S」として表されますが、このSとはStrikeの頭文字から来ています。


公認野球規則によれば、ストライクが宣告される条件は以下のようになっています。

  1. バッターがバットを振って空振りだった場合
  2. バッターがバットを振らなかったが、投球がストライクゾーンを通過した場合
  3. 打球がファウルボールになった場合。ただし、2ストライクまで
  4. 投球がストライクゾーンを通過したが、打者の身体や着衣に当たった場合
  5. バッターがバットを振ったがバットに当たらず、そのまま身体や着衣に当たった場合(デッドボールではない)
  6. 打球が鋭くキャッチャーの手またはミットに飛び出し、これを捕球した場合
  7. バッターがいつまでたっても打撃姿勢をとろうとしない場合

この7つの条件の場合、審判はストライクを宣告できます。

そしてストライクを3つ宣告されるとバッターアウトとなり、アウトカウントが1つ増えます。

基本的にストライクと言えば、主に①と②と③の場合が多いです。⑦についてはピッチャーが球すら投げていないので、ほぼ例外なパターンですね。

ストライクゾーンについて詳しく!

ストライクの判定が下されるのは、ボールがストライクゾーンを通過すればOKです。

ではストライクゾーンとは一体何でしょうか?

これも公認野球規則による定義で解説しましょう!

打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう。このストライクゾーンは打者が投球を打つための姿勢で決定されるべきである。

引用元:ストライクゾーン – Wikipedia

ただこの説明でも正直分かり辛いですね。

簡単に言えば、「ここを振ればボールが打てるだろう。」となっている空間です。

上限は高すぎても駄目ですし、下限は低すぎても駄目です。横幅は地面にあるホームベースの幅とほぼ同じです。

画像だと上のようになります。野球の審判の判定の中でも、一番揉めやすいポイントがこのストライクゾーンと言えます。

また五角柱立体的になっているのがポイントで、平面で考えるのも難しいです。そもそも審判によって個人差があったりします(汗)

バッターからしたら、いかにストライクゾーンの投球を見極めるかが勝負の分かれ目なんですね!

由来について詳しく!

英語で「Strike」となるのですが、その意味を辞書で調べると「打つ、叩く」と書いてありました。

つまり審判が発する「ストライク!」は、「打て!」と同じ意味なのです。


元々このStrikeという言葉は、本来「Good ball, strike!」から来ている言葉だったんです。

日本語に訳すと「良い球だ、打て!」となりますね。

そしてストライクが3つ宣告されると、アウトカウントが一つ増えます。

この際審判は、

審判B

Three strikes, batter out!

と宣告します。


バッターアウト!」の部分は、「バッターは出ていけ!」というのが直訳になります。

これは言い換えれば「3回も良い球が来たのに打たないのはどういうことだ。ここから出ていけ!」という意味合いになるんです、なんだか凄く偉そうですね(;^^


ストライクゾーン内に入った球に対して「良い球」と言っていたのですが、これは「バッターが打ちやすい球」という意味だったんです。

今でも野球中継を見ると、ピッチャーの鋭い投球に対して、解説の人が「いやぁー、今の良い球だね!」と発言することがあります。

ただし現在の野球では、昔の野球よりも球速が上がり、またピッチャーのコントロール(制球力)も良いので、「良い球=バッターが打ちづらい球」という意味合いが強くなりました。




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ボールの意味とは?

次は同じく投球判定として使われる「ボール」について解説します。

簡単に言えばボールとは、「ピッチャーの投げた球で、ストライクにならなかった時に与えられる判定」のことです。

ただこれだと少し雑な説明なので、正確な定義を公認野球規則の言葉を借りますと

  1. 投球がストライクゾーンを通過しなかった場合
  2. 投球が地面に触れた場合、この後でストライクゾーンを通過しても駄目
  3. 投球がバッターに当たったが、バッターが避けようとしなかった場合(3ボールまではデッドボールではない)
  4. ランナーがいない時に、ピッチャーが反則投球をした場合
  5. ランナーがいない時に、ピッチャーがいつまで経っても投球しなかった場合

のいずれかの条件に当てはまる時に、ボールが宣告されます。

反則投球とは、ランナーが打撃姿勢をとっていない時に不意をついて投げる行為


ボールの由来って?

ではこのボールという言葉の本来の意味は何なのでしょうか?

英語で書くと「ball」で、これだけだと日本語では「球」という意味です。

でもこれってちょっと違和感じゃないですか?


明らかに何か言葉が足りないような気がしますが、もちろんこれも由来を探るとちゃんと別の単語がくっついていました。

正確には「Unfair balls」(不正球)となります。

「Unfair」とは日本語で「不当な、不公平な」という意味ですが、野球においては「打てない」という意味です。


ここでストライクの意味を振り返ってみましょう!

ストライクが日本語で「打て!」という意味でしたね。

そしてストライクは命令文の「Good ball,strike!」から来ています。

ストライクの投球が「Good ball」で「良い球」、すなわち「バッターが打ちやすい球」という意味です。

これに対しボールの投球はストライクゾーンも通過していないので、バッターからしたら非常に打ちづらい球です。


「打ちにくい球」というのは「不当な球」というのと同じ意味合いになるので、「Unfair balls」となったわけです。

この規定は1872年にルールとして加えられました。後にUnfairの部分だけ省略されて、現在に至っています。

ストライクとボールの本来の意味を理解しよう!

ベースボールというのは、元々バッターが打ち易い場所にボールを投げるスポーツでした。

要するにボール球に対しては、

審判A

打てないような不当な球を投げてはダメだ!

と、暗に表現しているわけです。


逆にバッターは「ストライク!」と言われたら、

審判B

良い球なんだから積極的に打てよ!

ということになります。


でも現在では、専らバッターを打ち取るという意味合いが強くなっていますけどね(;^^

このプレイスタイルに意義を唱えた人がいて、それが現役時代に通算300本以上のホームランを打った広澤克実さんです。


広澤さんはとある高校野球の試合の解説の中で

男性1

元々野球のストライクというのは『打てよ』という意味で、ボールというのは『ストライクを投げろ』という意味です。だから正々堂々と戦うスポーツなんですよ。

と語っています。


元プロ野球選手が語るだけあって説得力ありますよね、現在の日本野球のプレイスタイルに疑問を投げかけています。

まぁ160km以上の剛速球を投げられるようなピッチャーなら、ストライク真っ向勝負でも打ち取れるような気がしなくもないですけど(;^^

そういうピッチャーが今後も出てきて欲しい所ではあります。

まとめ

以上野球のストライクとボールの本来の意味について解説しました。では今回の内容をまとめましょう!

  • ストライクは「Good ball,strike!」が由来、意味は「打て!」
  • ボールは「Unfair balls」が由来、意味は「不当な球」
  • ストライクもボールも本来は審判による指示語

ストライクとボール、意味と由来を探ったら意外な部分が見えました、実に奥が深いですね。

今回の記事でまた野球に対しての興味がさらに湧いてきたら幸いです。他にも野球関係の記事を書いていますので、ぜひご覧になって下さい!


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