先日、ファイナルファンタジーⅦのリメイクが2020年の3月に発売されることが決定したニュースが出ました!
もうテンション上がりまくりです!
あの名作がフルリメイクで蘇るってマジか!?
古参のFFプレイヤーがこぞって買って遊びまくるのではないでしょうか?
長年のFFファンである僕にとっても、嬉しすぎるニュースです。早速先日予約しましたよ!
だけどここでちょっと意外な事実を知りました。
僕はファイナルファンタジーの略称は「エフエフ」と呼ぶ派なのですが、実は「ファイファン」と呼ぶ人もいるんですよ。
長年FFを遊んできた筆者にとっても少し衝撃的な事実でした。
さて「エフエフ」と「ファイファン」、どっちが正しい略称なんでしょうか?
また一体なぜ2つの略称が生まれたのか、今回はファイナルファンタジーの略称についてとことん掘り下げていきますよ!(^^)!
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「エフエフ」VS「ファイファン」!公式の見解は?
人気RPGの『ファイナルファンタジー』、アルファベットで表記すると「FINAL FANTASY」になります。
この作品名の略称については長年ファンの間で、「エフエフ」か「ファイファン」のどっちが正しいんだ?と論争になっていたようです。
お菓子の「きのこVSたけのこ論争」にも近い感じがしますが、これについては2009年にとある2人の対談によって一応決着はついたみたいです。
⇒社長が訊く『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル … – 任天堂
上のページは2009年の当時の任天堂の岩田社長と、スクエニのゲームクリエイター河津秋敏さんの2人の対談です。
インタビューでは、1987年に発売した『ファイナルファンタジー』の第1作目を発売する際に、名前については同じアルファベットが2つ重なるように意識していたと述べています。
ちょうどその前に発売した、同社のRPGソフト『ディープダンジョン(DEEP DUNGEON)』の略称が「DD」だったことも影響しています。
そして河津さんによると、タイトルには「ファンタジー(FANTASY)」という単語はどうしても入れたかったとのこと。
“F”で始まるもう1つの単語として「ファイナル(FINAL)」が選ばれ、2つをくっつけて『ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY)』となったわけです。
よって「ファイナルファンタジー」の略称は、公式の見解では「エフエフ」ということになります。
スクエニのゲームクリエイターであり、初代FFとFF2の開発に携わった河津秋敏さんがこう語っているのだから、これはもう納得せざるを得ませんね。
ちょっと意外な事実でした(;’∀’)
このように制作者の意図を反映してか、スクウェアエニックスの公式サイトなど文面では『FF』、口頭でも『エフエフ』で統一されています。
登録商標も『FF』として取得しています。
「ファイファン」派が多くいた?
だけどここで少し誤算があったようです。
河津さんの話によると、自分の親戚の子供も含め、「ファイファン」と呼ぶ人が意外と多くいたとのこと。
その理由はいろいろありますが、一番大きいのは同じ人気RPGである「ドラゴンクエスト」の略称です。
実は「ドラゴンクエスト」の略称は、今も昔も「ドラクエ」ですね。
この略称があまりにも影響が強すぎたのか、同じカタカナの長い名称である「ファイナルファンタジー」も、同じような感じで略されたわけです。
- 「ドラゴンクエスト」:ドラゴン・クエスト⇒ドラ・クエ⇒ドラクエ
- 「ファイナルファンタジー」:ファイナル・ファンタジー⇒ファイ・ファン⇒ファイファン
こんな風に前後の単語の2文字をくっつけているわけですが、同じような略し方をするゲームは他にもたくさんあります。
例えば旧スクエアのRPG「ロマンシング・サガ」が「ロマサガ」、カプコンの「モンスターハンター」が「モンハン」、最近ではソシャゲでも「モンスト」や「パズドラ」など略称は4文字になることが多く、全てカタカナです。
こう考えるとアルファベット2文字で略される「エフエフ」は特殊な略し方だね!
これについては2017年にスクエニのゲームクリエイターである坂口博信さんが、インタビュー記事でこう語っています。
「ドラクエ」と差別化するために、「FF(エフエフ)」と略されるようにしようと考案しました!
しかし初代FFの商品をお持ちの方ならわかると思いますが、パッケージのタイトルロゴにカタカナでデカデカと
ファイナルファンタジー
と書かれているんですよね(*_*)
2作目以降でようやくアルファベットで「FINAL FANTASY」という表記もされましたが、特殊なフォントで表記されていて、パッと見ただけでは分かり辛いです。
日本人にとってはアルファベット表記よりも、カタカナ表記の方が馴染みやすいですからね。
こうした理由もあって、「エフエフ」という略称が浸透していかなかったのではないかと思われます。
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現在では「エフエフ」派が主流に!
紆余曲折ありましたが、1作目が発売されてから早30年。
この間に15本のナンバリングタイトルが発売され、尚且つソシャゲタイトルも多数発売されているFFですが、徐々に「エフエフ」派が増えてきました。
「『エフエフ』と呼ぶか『ファイファン」』と呼ぶか」を聞いたあるネット上の調査によりますと、
- エフエフ:71%
- ファイファン:17%
- どっちでもいい:12%
という結果になったそうです。
また念のためツイッター上でもいろんな意見を探ってみました。
最初期ユーザーがファイファンで2や3からFFが増えたはず。 https://t.co/i6ivFRuqt2
— 三味線 (@f10523) October 28, 2019
ファイナルファンタジーはファイファンだしFFはファイナルファイトの略だって小学生の頃から言ってる!
— Error (@Error505BB) October 27, 2019
その昔、ファイファン派とエフエフ派が激しく争っていてなぁ…
— やっち@MHWPC垢 (@Yatch_Alt) October 21, 2019
ツイッターでもこのような書き込みが見受けられます。
やはりかつては「ファイファン」と呼んでいた人が多かったみたいですね。
仮に「エフエフ(FF)」と略すと、同じようなタイトルのゲームである『ファイナルファイト(Final Fight)』と被ってしまうので、それを避けるという理由もあったのでしょう。
また昔は「ファイファン」って呼んでいたけど、中学や高校に進学していくと周りの同級生が皆「エフエフ」と呼んでいたから、自然とそれに合わせていった人も多いみたいです。
何と言うか「ファイファン」が少数派だと知って、自然と周りと同調していった感じですね。
世代だけでなく地域でも変わったりするのか?
具体的にいつ頃から「エフエフ」派が「ファイファン」派を逆転するようになったのかは、定かではありません。
昔放送されたCMで、「あ!エフエフだ!」と喋るシーンがあって、そこから「エフエフ」が広がったという説もあります。公式が後押ししたとか、そういうわけでもないようです。
だけど一部の世代のFFファンなどに「ファイファンって何それ?」などと言うと、
昔は「ファイファン」が主流だったんだよ!
と返されるみたいです。
やはり前述したように、初代のFF(ファミコン時代)から遊んでいた古参のファンに多いのが特徴です。
だけど一部では「地域によって略し方が変わるのでは?」という意見もあります。
特に関西地方だと、マクドナルドのことを「マクド」と略したりするのですが、それと混同して「関西だと『ファイファン』が主流」などという俗説が広がったみたいです。
本当にそうなのかといろいろと調べてみましたが、それらしい有益な情報はありませんでした。
地域による偏りは特になく、全国的に「ファイファン」という略称は広がっていたみたいですね。
おまけ:「ナルタジ」という略称も?
FFの略称について調べてみたら、何ともっと面白い略し方も発見しました。
@yuzutz ナルタジに凄い違和感w でもファイファンよりも好き。ナルタジ風にDQを略すとゴンストですな(^^;
— こうべみせ (@koubemise) January 18, 2011
こちらのツイッターでは「ナルタジ」と略しているみたいです、僕も初めて聞いた略し方です(笑)
「ファイナル・ファンタジー」⇒「ナル・タジー」⇒「ナルタジ」
となっているわけですね。
何となく理解できる略し方でもあるのですが、正直かなりの少数派です。
何と言うか「ナルシスト」と聞き間違えてしまいそうですよね(汗)
「ドラゴンクエスト」で例えたら、「ゴンスト」と言うようなものだよね。
もしFFのことを「ナルタジ」だなんていうと、同じFFファンからも変な目で見られそうなので、言う時は気を付けましょう(^_-)-☆
まとめ
今回は「ファイナルファンタジー」の略称「エフエフ」と「ファイファン」の論争について語ってきました。
世間一般では「エフエフ」が主流ですが、初代からFFに親しんでいた方に多い「ファイファン」でも通じますよ。
因みに「エフエフ」という略称はあくまで公式が発表しているだけで、個人がどのように呼ぼうとも勝手です。
それこそ踏み絵みたいな感じで、「ファイファン」を否定する行為もよくありません。
「ナルタジ」だなんて呼ぶ人もいるくらいですから、いろいろな略称で呼び合うのも一つの楽しみではあります。
むしろいろんな略称が存在することが、「ファイナルファンタジー」の一つの売りですね!
因みに同じ人気RPGである「ドラゴンクエスト」では、花嫁候補のヒロインキャラの争いの論争が絶えません。
そちらの記事もどうぞご覧ください!
ドラクエファンの間で長年論争が続くビアンカ派とフローラ派の争い。なぜビアンカの方が人気が高いのか。そしてフローラを選ぶことのメリットは何なのか。2人の花嫁キャラの強さの比較なども合わせて詳しく紹介します!
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まぁ、ぶっちゃけ 元々のFFの名前が『ファイナル・ファンタジーではなかった』由来はさて置き。
最終的にファイナル・ファンタジーにタイトルが確定され商品化された。
当時は、言うほど売れないタイトルだったが、ドラクエ2ブームが浮上して、同じ路線上をたどったFFとして、ドラクエの愛称に対抗する形で、エフエフと愛称を付けた事を、当時、坂口がゲーム誌のインタビューで明言している。
そのインタビューの中で、元々、開発過程で挙がっていた「幾つかのタイトル」の全てに頭文字にFFが付いた物が残った時点から「開発サイド内では」「エフエフ」と呼ばれていたと話していた。
実際のインタビューは、FF2が多くの女性ユーザーを獲得した記録を出した時に、女性誌にも坂口のインタビューが載りファイナル・ファンタジー「通称・FF」「エフエフ」と再度、明確に一般的に公言したのが最初の話。
所謂、無印に関しては、当時、ゲーム雑誌程度の攻略もタイトル発売から数ヶ月経って情報提供された時代だったから、当時、人気があった「略語」として、メーカーよりも先に一部のプレイヤー間に「ファイファン」が流行った呼び方になった。
ちなみに自分は、FF以前からの「坂口のファン」だったので無印から「エフエフ」と呼んでいる。
関係者から正式に一般的に明言される形になった時期がFF2からなので、流れ的には「ドラクエの愛称」が流行った時期には「開発関係者の間では既にエフエフと呼はれている」のが、当時の時代背景。
近年、ネット上で騒がれた事を懸念し「エフエフの略語を明確化」した。
ユーザーの意見を考慮して「どちらかを選んだ訳でもない」が、正確には、無印発売の際に「ファイナルファンタジーとタイトルが確定したタイミング」で「開発関係者内ではエフエフの愛称で呼ばれていた」。
インターネットと言う情報取得方法がなかった時代故に、公式の明確な略語としての愛称より先に、タイトルと「ユーザーが勝手に付けた愛称」が「独り立ち」した略語が「ファイファン」だっただけの事。
FF無印発売以前から「開発関係者内でエフエフは確定されていた」。
ただ言論の自由はあるので、メーカーも開発も「ファイファン」の呼び方を否定はしないだけの事。