働かなくてもいい時代が来るかも?
そんな甘い期待を秘めて生きてたりしてませんか?
かくいう僕も昔は、ぶっちゃけ働きたくないなぁーと考えてた時期があります。
そんな甘い話なんてない、
働かざる者食うべからず、という言葉があるだろ!
なんていうことを、世間の大人たちは言います。
しかし実はいろんな専門家や著名人が、今後の日本の将来を考えたときに、ベーシックインカムは導入せざるを得ないという意見を言ってます。
一体どういった理由で導入せざるを得なくなるのか、メリットやデメリットも合わせて解説していきます!
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1.ベーシックインカムとは何か?
ベーシックインカムを簡単に説明しますと国民全員に一律として、一定額の所得を無条件で定期的に補償するという構想のことです。
具体的にどのくらい支給されるかを説明しますと、経済評論家の山崎元さんの試算によれば、年金・生活保護・雇用保険・児童手当、その他諸々の控除分をベーシックインカムに置き換えることで、毎月4万6000円の支給が可能とされています。
日本の社会保障費はここ数年ほぼ100兆円、ここから医療費の30兆円余りを差し引いて日本の人口1億2500万人で割ると、このような数字になります。
このベーシックインカムの構想は、1970年代のヨーロッパから議論が始まり、既にオランダのユトレヒトという都市で試験的に導入されています。
またスイスでは今年の6月に、ベーシックインカムを導入する是非を問う国民投票が行われましたが、結果は否決されました。
2.導入後のメリットとデメリット
ベーシックインカムを導入するとどんなメリット・デメリットがあるのか、箇条書きで簡単に紹介します。
1.メリット
- 年金も生活保護も全て廃止できるので、その分の公務員を削減できる。
- 社会保障制度が簡素化されるので、行政のスリム化もできる。
- ワーキングプアと言った貧困対策にもなる。
- 失敗を恐れずに経済活動ができ、学生がより勉学に励める。
- 失業しても最低限の生活はできるので、ブラック企業の矯正にもなり得る。
2.デメリット
- 国民一人当たりの支給額を増やすとなると、当然それ相応の財源が必要となり、結果として増税となる。
- 働かなくても最低限の生活ができることから、むしろ勤労意欲が下がるのではないかとの懸念もある。
- 厚生年金も廃止されたら、逆に一部の年金生活者にとってはマイナスになる。
このように優れた制度と言う感じに聞こえますが、メリット・デメリット両方多くあります。
特にスイスの国民投票で否決された要因は、やはりデメリットの方ばかりに目を向いてたからでしょう。
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しかし日本の将来、いや世界の将来の行く末を考えた時に、このベーシックインカムを導入せざるを得ない事情が既に起こり始めているのです。
それが労働の機械化、すなわちコンピューターが人間にとって代わり仕事をする時代が来るということです。
ひと昔前だったらそんな時代なんか来るわけない!と言って笑い話で済んでいた話ですが、近年のテクノロジーの向上で、現実味を帯びてきたのです。
昨今自動運転の車が盛んに開発されるようになり、既にアメリカではいくつかの州で公道走行実験が行われるようになりました。
また近年では、アメリカの会計士や税理士なども、優秀なパソコンソフトが登場してきたこともあり職を失いつつあるそうです。囲碁やチェスでもコンピューターが勝つ時代なのです、今後人間が本当にするべき仕事の大半は、コンピューターに取って代わられます。
そうすると失業者が増えて、路頭に迷う人が増え始めますが、仮にそうした事態が起きても大丈夫なように、ベーシックインカムが必要になって来るのです。
人間がやらなければいけないような仕事は本当にごく一部に限られてくるでしょう、事務系の仕事、工場でのライン作業なども単純なので、ロボットで代用できます。農業だってもしかしたら、機械が全部やってくれるかもしれません。
そうなると本当に真面目に働くのがアホらしくなってきますね、ベーシックインカムが待ち遠しいです!
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