日本で一番有名なオタク街といえば、ご存知東京の秋葉原ですね。筆者も何度か東京に足を踏み入れたことがあり、秋葉原にも何度か行ったことがあります。
ただやはり人は多いですね、最近では日本人の他にも、外国人観光客も増え始めてややカオスな雰囲気になってきています。
これから政府は外国人観光客を積極的に受け入れるという方針なので、ますます増加するでしょう。オタク文化が海外に浸透するのも時間の問題かな?
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「秋葉原」の地名の由来は?
そんなご存知オタクの聖地「秋葉原」の名前の由来をご存知でしょうか?
答えを言いますと、この名前は既に明治時代初期からありました。
元々江戸は昔から火事に悩まされていた地域でもあります。明治2年に相生町(板橋区)で起きた大火事を機会に、当時の明治政府は約3万平方メートルもある火除地(ひよけち)を設置しました。
そして翌明治3年に、現在の静岡県から火除けの秋葉大権現(あきばだいごんげん)を勧請し、現在の秋葉原に鎮火神社としてまつりました。
当時は「鎮火原」という名称で呼ばれましたが、鎮火神社が元々秋葉大権現だったこともあり、人々は「秋葉様」、「秋葉さん」と呼びました。
それが影響したのか神社の名前を「秋葉神社(あきばじんじゃ)」と改め、地名も「秋葉原(あきばはら or あきばっぱら)」と呼ばれるようになりました。
「秋葉原」を「アキバ」と略すのは?
今では「秋葉原」を「あきはばら」と「は」と「ば」が逆になっていますね。
しかし元々「あきばはら」と呼んでいた名残のため、今でも「秋葉原」を「アキバ」と略しているわけです。
「あきはばら」になったのは、1890年に上野から鉄道が延長されて、新しく当地に駅が開設されたことが関係しています。
開設された駅名は「秋葉原(あきはばら)」と名付けられ、その名前が一般に普及し定着していったのです。
秋葉原駅の住所は「東京都千代田区」になっていて、地名の『台東区秋葉原』とは少しズレているんだよ
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秋葉原以外にもオタクの聖地が!?
実は秋葉原だけがオタクの聖地ではありません。
西日本に目を向けると、大阪と名古屋にもオタクの聖地と呼ばれる地名がありました。
まず大阪の日本橋も有名です。大阪市中央区と浪速区にある地域で、通称『でんでんタウン』と呼ばれる日本有数の電気街があります。
その名のとおり街にはヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機など数多くの家電量販店が犇めき合っていましたが、徐々に減少し、現在ではオタク街として発展しています。
さらにもう一つ有名なオタク街が名古屋にあります。
名古屋市中区にある大須という商店街ですが、ここもオタクの聖地として数えられているそうです。
メイド喫茶も豊富で、特に2010年以降から萌えりぃグループや妹喫茶「リトルシスター」の系列店舗などが複数オープンし、急激に店舗数が増加しました。地元大須を代表するOS☆U、CAMOUFLAGE、BS Jといったローカルアイドルグループが次々と登場しました。
中部地方に住んでいる人にとっては聖地かもしれないですが、あまりピンと来ないのも現状ですね。確かに大きな街でオタク系ショップも多いのですが、どちらかといえば普通の商店や飲み屋などもかなり混在していて、秋葉原や日本橋のようにオタクに超特化しているわけではありません。
秋葉原・日本橋・大須と3つ合わせてオタク三大聖地なんて呼ばれてますが、ネット上からは大須だけ明らかに浮いてるので疑問視されています。
中には、
「初めて聞いた」
「池袋、中野じゃないの?」
「Amazonでよくね?」
といった意見もあり、やはり大須がオタクの聖地という認知自体が浸透してないようです。
東京と大阪の大都市に挟まれて微妙な立ち位置ということも関係しているかもしれませんが、オタクの聖地として認識を広めるには名古屋のオタクが終結して積極的に全国にPRするしかないでしょう。
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