普段の我々の生活で欠かせない物と言えば時計ですね!

今ではスマホを持っている人が多くなったため、スマホの画面から時間を確認する人が多いと思いますが、お洒落がてら腕時計を身に着けている人もいます。


基本的に皆さんが想像する一般的な時計のイメージと言えば長針と短針が時を刻むアナログ時計ですね。

しかしこの時計の針、よく見たら右回りになっていますよね?

改めてなぜ時計の針って右回りなのか、深く考えたことはありますか?

いかにも子供が素朴に思いそうな疑問ですが、いざ聞かれるとだんまりする人は多いと思います、「空の色は何で青いの?」みたいな感じで(;^^)

そこで今回は時計の針が右回りになっている理由について、時計の起源と共にわかりやすく解説していきます。




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時計の起源について

われわれが普段から目にする時計の起源は紀元前3000年前にも遡ります。

この時代に作られた時計というのは針が時を刻むという機械的なものではなく、自然の力を借りた原始的なものでした。

その自然の力とは太陽です。

地球で生きる生物のエネルギーで欠かせない太陽ですが、実は時計の役割も担っていました。

太陽は東から昇って真南にきて一番高くなり西に沈みます、その間太陽の光を受けて物体は影を作ります。

この動きは常に一定なので古代から人々は太陽の動きを頼りに時を計っていました。

そうして作られた時計が日時計です。日時計の基本的なデザインは今あるアナログ時計と同じ円盤の形をしていますが、中央に指針が立っていて太陽の光を受けた時に影が棒のように伸びるのが特徴です。

この棒のように伸びた影が今の時計の針の役割を担っていたのです。

特に1日を12時間2組に分けたのは古代エジプト人ですが、その起源は巨大なオベリスクの影を日時計に見立てたことにありました。

今でも歴史のある建造物の庭園などに行けば日時計のオブジェを見ることができますよ。


因みに日本では日時計が伝来する前、飛鳥時代の天智天皇が作った水時計が有名で、この日付にあたる6月10日は時の記念日に制定されています。




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時計の針が右回りになった理由は?

現在のアナログ時計の元祖ともいわれた日時計ですが、実は今の時計と同じく影も右回りでした。

これは太陽が作る影の動きが関係していたのです!


影は太陽の動きとは点対称になるので、太陽が東にある時は西向きに影を作り、南にある時は北向きに影を作り、西にある時は東向きに影を作ります。

この影の動きはまさに右回りですね、これが時計の針が右回りになっている理由です!

右回りになるのは北半球限定?

しかしこの動きには一つだけ大きなミソがあります。

それは日時計が作られた、もしくは利用が広まった地域の多くが北半球にあったということです。

影の動きが西から北、北から東になる右回りというのは北半球でしか見られませんが南半球にあればこれとは違った動きになります。

南半球でも太陽が東から昇って西に沈む点では変わらないですが、唯一の違いは太陽が最も高い位置に昇った時で、これは南半球だと北の向きになるのです。

つまり影の動きが西から南、南から東になって左回りになります。

もしも日時計が作られた文明国が南半球にあったとしたら、時計の針は左回りになっていたでしょうね(;^^)

左回りの時計もある?

時計の針が右回りになっているのは「日時計ができたのが北半球だったから。」という一言で説明がつきます。


ところが世界を見渡せば左回りの時計がないこともないのです。

実際に南アフリカ共和国の首都ケープタウンには左回りの時計があるようです。


また生活に身近な場所でも置いてることがありますがどこだかわかりますか?

答えを先に言ってしまうとその場所とは、理容室や美容室です。

理由は簡単で鏡越しでも時計の動きが正しく見えるようにするための配慮です。理容室や美容室ではどうしても鏡の方を向かざるを得ないのでなかなか理にかなっています。

筆者は見たことないですが、もし興味がある方は探してみてください♪

おまけ:就活面接でも聞かれる?

今回のメインテーマである「時計の針が右回りの理由」は何と意外な場所でも聞かれることがあります。

その意外な場所とは就活面接です。


実際に面接官から「時計の針はなぜ右回りなんですか?」と不意を突くように聞かれることもあるそうです、かなり焦りますよねwww

エントリーシートとほぼ関係ないですし親や友人ですら聞きませんよ。

大抵の就活生は「そんなの知るかよ!」と思いながらタジタジして何て答えればよいか迷うと思います。

ただ今回の記事を見てもらえれば以下のような感じで答えられると思います。

キャラ1

時計の針が右回りなのは時計の起源となった日時計が作られたのが北半球だからです。北半球では太陽が作る日時計の影が西から北、北から東へと右回りに動いてこれが日時計の針の動きになりました。この日時計の影の動きが現在のアナログ時計の針の動きに繋がっているということです。

という感じに答えれば大丈夫でしょう!

まとめ

時計の針が右回りになっている理由について解説してきました、参考になりましたら幸いです!

就活面接という場所でも聞かれるのは少し驚きでしたね(;-_-)

他にも知っておいて損はない雑学はたくさんありますが、面接という超大事な場面で聞かれた時にすんなり答えが出てくればそれに越したことはないです。やはり知識や教養は大事ですね!




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