いよいよ2016年11月にFFシリーズは15作目となる『Final FantasyXV』が発売され、さらに最新作FF16も2022年以降で発売されるとのこと。
FFファンにとっては待ち遠しいことこの上ないです。首を長くして待ったFFファンも多くいたのではないでしょうか。
因みにFF15のキャラのグラフィックはこんな感じです。
どうですか? もはや本物の人間と見分けがつかないくらいの進化っぷりですね!
初めてCGムービーが本格的に使用されたのはプレイステーションで発売されたFF7が最初でしたが、そのFF7の発売から20年以上も経過!
月日とともにゲームのCG技術は進化を重ねてきました。
しかしそれと同時に多くなったのが、昨今のゲームはムービーが多すぎて「ムービーゲー」になっているという批判です。
そもそも「ムービーゲー」って一体どういう意味でしょうか?またムービーが多すぎると何がどう問題になるのでしょうか?
今回はムービーゲーの意味と批判的意見や理由を紹介しつつ、FFのCGの進化を振り返っていきます。
「ムービーゲー」とは?
ファイナルファンタジー、メタルギアソリッド、ゼノギアスなど、家庭用ゲーム機で遊べる昨今のゲームに特に多いのがムービーです。
ムービーとは、アニメーションやフルCGで作られた映像が、ただ流れるだけの部分で、その間はプレイヤーは操作できません。
ゲームというのは、プレイヤーがキャラクターをコントローラーで操作する(プレイアブル)して遊ぶのが基本スタイルです。
ただ作られた映像を眺めるだけなら、普通のアニメや映画を鑑賞するのと変わりません。
しかし昨今のゲームはストーリーも重視しているためか、ゲームのイベント中にムービーが挿入されることも多いです。
特に『ファイナルファンタジーシリーズ』では、ゲーム容量が肥大化したPS2以降この傾向が強まりました。FF10、FF12、FF13、そしてFF15に至っては、映像作品まで発売されたほどです。
昨今のPS4、そしてPS5とゲームデータ容量が数十GB以上の規模になれば、一昔前のスーファミとは比べ物にならないほどのムービーが挿入できます。
極端な例だと、プレイ時間の3分の1近くがムービーで占められるゲームもあるとか。
ムービーゲーはつまらないと批判される?
昨今のゲーム容量の肥大化のせいで、FFのみならず様々なゲームでムービーは挿入されています。
ただしゲームそのものが動画で構成されたノベルゲームや、アドベンチャーゲームなどではその呼称は用いられず、あくまでRPGやアクションゲームなど、キャラクターを操作して敵を倒したり物語を動かすことが主体のゲームで批判的な言葉として用いられます。
ムービーゲーが批判される最大の理由は、「プレイヤーが操作できない」点にあります。
ムービーが流れている間は、プレイヤーはただ画面を眺めるだけです。もちろんそれも楽しい、醍醐味の一つと捉える人もいるでしょうが、基本的にゲームというのは、キャラクターを動かすことが基本スタイルです。
ある程度ストーリーを重視するというのも頷けますが、やはりプレイという観点からしてテンポが悪くなります。
スキップ機能もありますが、それ以上に不要なムービーが多すぎるのも確かに問題でしょう。
特にFF15のラスボス戦は、QTEと言ってコマンドを入力するだけで決着が着くような終わり方になっています。アクションゲームと銘打っていたはずなのに、ラストがコマンドで終わるとは、これいかにって感じですね。
ムービーに力入れるくらいなら、核となるゲーム部分をまず面白くしてくれ、という意見は確かに頷けます。それならゲームではなく、映像作品として別に売ればいいわけですし。
ムービーを多くしすぎて肝心のプレイヤーが操作できる時間が減る、その結果無駄なロード時間が挟まってテンポが悪くなる、ここに最大の問題があると思います。
もちろん本当にストーリーが面白ければ、ムービーゲーと批判されることも少ないです。現にムービーが多いとされるFF10でも名作と言われていますからね。
FFのムービーの進化の歴史
『ファイナルファンタジー』といえば、スクエニが展開する言わずと知れた人気RPGです。
ムービーゲーと批判される代表的なゲームとも言えますが、そのムービーの綺麗さ、進化の具合は個人的には凄いと思いますよ。
まずはプレイステーションで発売された最初のFF7のムービーから紹介していきましょう。
本当に懐かしいですね♪
最初見た当時はめちゃめちゃ感動した記憶があります。最新作と比べたら雲泥の差だけど当時はこのクオリティでもかなりビビりました!
続いて、次作にあたるFF8のムービーがコチラです。
いやぁーなかなかのイケメン!
あまりにも主人公の顔が美形すぎたので、腐女子大歓喜ってやつでしょうか(笑)
前作に比べて明らかに進化しています、たった1,2年でここまで変わるんですね。
そしてその次の作品のFF9のムービーはコチラです。
ここにきて初代プレステの限界が来たのでしょうか。
前作のFF8とはあまり大差ないように見えます。
因みに通常時でのポリゴンもそこまで大差ないようですね。
さてその次の作品FF10は、ついにハードが変わってプレステ2になります。
やはりプレステ2になったということもあってか、一気にムービーも進化しましたね、表情の変化もより細かに描かれています。
ムービーの進化もあってかこれまでのFFとは違って「もはや映画じゃない?」という印象を持ちました。
因みに通常時でのポリゴンもFF10は二種類あります。
下の画像の左側が戦闘時など、右側が会話イベントでのポリゴンです。
通常のポリゴンでもここまで凝って使い分けしているとは驚きです、初代FF7のムービーより綺麗じゃないですか
さてその次がプレステ2でFF12、その次の作品は次世代ハード期のプレステ3のFF13になります。
連続して紹介します。
そして2016年発売のFF15のムービーはといえば、本当に実写に限りなく近いグラフィックにまで至りました。
ここまで来るとこれ以上のグラフィックの向上はなくなるんじゃないでしょうか?
もちろんゲームなのでグラフィック云々よりも、戦闘システムやストーリーなど総合的に判断して面白ければそれでいいんですけど。
※まだ発売前ですがFF16はどこまで進化するか、楽しみですね♪
まとめ
以上、ムービーゲーの批判の考察とFFのムービーの進化の歴史の紹介でした。
なんだかんだで良質なストーリーであるなら、ムービーゲーと批判されることも少ないとは感じています。
もちろん不必要にやたらと多くムービーを本編のストーリーに挟んで、テンポを悪化させては本末転倒ですけど。
昨今ではスマホでゲームできるのも当たり前になってきたので、なおさらムービーゲーが多いとされる家庭用ゲームは衰退する可能性もあります。
本当に良質なストーリーを作るなら、プロの脚本家やシナリオライターを起用したほうがいいですね。ただ「それなら最初から映画でいいじゃん!」、とも言われそうですが……
※FFシリーズの雑学や裏設定を解説した記事を紹介します。興味があればぜひ御覧ください!
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