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南シナ海の領有権問題をわかりやすく解説! 中国の主張や狙いは?

投稿日:2016年10月13日 更新日:

昨今話題の国際ニュースの一つとして中国と東南アジア諸国による南シナ海の領有権問題がよく取り上げられます。

中国を含め多くの国が領有権を主張してるので、ちょっとややこしいなと思ってしまいがちだと思います。

南シナ海はどんな海でどんな島々があるのか、また何が理由で領有権問題が起きているのかなどについてわかりやすく解説しておこうと思います。大学入試にも出題される可能性はあるので、受験生の方も参考にしてみてください。

 


 

1.南シナ海の場所は? どんな島がある?

南シナ海とは中国、台湾、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムに囲まれた海域の名称です。

南シナ海

 
位置的には日本の南西にあり、大小合わせて200以上の島と礁があります。

その大部分がスプラトリー(南沙)諸島にあり、南シナ海で最も大きな諸島を成しています。

そしてベトナムのすぐ東側にはパラセル(西沙)諸島、南シナ海の南端でマレーシアの東側にはナトゥナ諸島があり、これら3つの諸島を巡って、東南アジア各国が領有権を主張しているのです。

 

2.南シナ海の領有権争い

南シナ海には3つの大きな諸島があり、中国と東南アジア各国が領土争いをしています。簡単にまとめると、

・パラセル諸島の領土争いは、中国と台湾とベトナムの3か国。

 
・ナトゥナ諸島の領土争いは、中国とインドネシアの2か国。

 
・スプラトリー諸島の領土争いは、中国と台湾とベトナムとフィリピンとマレーシアとブルネイです。
南シナ海で最も大きな諸島であるがために、領有権を主張する国の数も多いです。

 
南シナ海問題で最もややこしい存在が中国です。

上記の3つの諸島全てにおいて領有権を主張しています。パラセル諸島ならともかく、スプラトリー諸島とナトゥナ諸島は地図で見る限り、明らかに位置的には中国と遠すぎです。

これを日本で例えるなら瀬戸内海が中国のものだ!と言ってるようなものです。

南沙諸島における中国の埋め立て

南沙諸島における中国の埋め立て

 
しかもこれらの島々は居住用にはまったく向いてません。にもかかわらず中国はせっせと軍用の滑走路を建設したりと実効支配に躍起です。

 

3.最大の原因は資源確保

中国が実効支配を強める最大の理由が海洋資源にあります。南シナ海は漁業も昔から盛んで、大陸棚では昔から石油と天然ガスも採掘されています。

Motorboats anchor at a partially submerged island of Truong Sa islands or Spratly islands

 
中国が他の国の海域に侵入するのでよくトラブルが起こっています。ひとえに中国がかたくなに領土を主張するのは、天然資源や排他的経済水域が目当てですね。

自国の人口が多すぎたためにそれを支えるために膨大な資源が必要なのでしょう。そのためアフリカの開発競争もかなり精力的に行っています。

 
日本の尖閣諸島沖ではまだ実効支配されていないので挑発行為だけですが、南シナ海は今中国が軍用基地を建設して実効支配を強めているので挑発行為にとどまりません。ここでの武力衝突はいつ戦争が勃発するかわからないので、アメリカも危機感を強めています。

 
ただし今年の7月にそんな中国の暴走に待ったをかけるような判決がオランダのハーグ裁判所で出されました。

判決によると、中国の南シナ海全域における領有権の主張を退ける内容となっていますが、当然中国はこれに反発していて、領有権の主張は一段と強める一方です。

 
中国からしたら人口が増えすぎたので、

「このままでは自国の資源や内需を賄えない、よし南シナ海に進出して資源確保だ!」

なんて主張したって、東南アジア諸国からしたらとんだ迷惑行為です。東南アジアの国々だって資源は欲しいことには変わりありません。

 
長期的に考えるとやはり話し合いによる解決しかないとは思いますが、国際裁判所の判決もまともに受け止めてくれない今の中国とまともな交渉が出来るとは到底思えません。

そうなると武力には武力で、ということなんでしょうか、アメリカもフィリピンやベトナムなどと連携して、合同軍事演習を行ったり軍用機の配備を急いだりと中国に対しての警戒と監視を強めています。

 
以上南シナ海問題についての解説でした、参考になりましたら幸いです。

こちらの記事もどうぞ!

ヨーロッパでも台頭? 保護主義政策の意味や問題点は?

カリブ海の歴史や生態系について解説! 海底遺跡が眠る?

 

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