球を弾いて穴に入れるゲームと言えば「ビリヤード」ですね。
ネットカフェでも気軽にできるゲームですが、大好きな人も多いでしょう。
ではこの「ビリヤード」を漢字で書いてみて下さい。
「ビリヤード」を漢字で?「球弾遊戯」かな?
当て字で「美理矢道」じゃない?
そもそも「ビリヤード」の漢字表記があるのかさえ疑問になります。
調べてみたら「ビリヤード」の漢字表記はちゃんとありました、なかなかに意外な表記でしたよ。
さらに中国語でもどう表記するか気になったので、詳しく見ていきましょう!
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「ビリヤード」を漢字で書くと?
では答えの発表です。「ビリヤード」を漢字で書くと
となります。
1文字目の「撞」って何て読むの?
どうでしょうか、中々に意外な表記だと思います。
カタカナ5文字ですが、漢字にするとたった2文字です。
そもそも1文字目の「撞」って漢字が気になりますが、これは「ビリヤード」がどんなスポーツかが分かれば凄く納得いきます。
「撞球」の意味と由来とは?
そもそも「ビリヤード」はれっきとしたスポーツです。ネットカフェでも気軽に出来るのでゲームっぽく見えますが、定義としては「室内で行われるスポーツ競技」で、日本プロポケットビリヤード連盟という、ビリヤードのプロ団体まで存在します。
さて「撞球」の意味ですが、これは「球を撞(つ)く」となり、文字通り「ビリヤード」の意味をそのまま書き表した漢字表記となります。
「撞く」という漢字は「つく」と読みます。普段あまり見ない漢字ではありますが、「(寺の)鐘をつく」も「鐘を撞く」と書くんです。
確かに「鐘を撞く」様子は「ビリヤードの球を撞く」のと似ているね
「ビリヤード」の起源は諸説あり
「ビリヤード」の歴史は古く、その起源は諸説あって明確にコレだと言いきれるものがありません。
西暦1400年頃、中東の遠征から戻った十字軍兵士が「ベルメル」をヨーロッパへ持ち込んだのがその起源とも言われています。
さらに一説には中国にも似たようなゲームがあったとされていますし、紀元前400年頃のギリシアで行われた屋外スポーツがその原型だという説もあります。
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「ビリヤード」を英語で言うと?
今でこそ「ビリヤード」という名前で定着していますが、語源はもちろん英語の「billiards」です。
しかし発音には気をつけて下さい。「ビリヤード」と伸ばさず英語では「ビリヤッズ」発音とします。
あるいは「スポーツ」という英単語を用いて「cue sports」という言い方もします。
「cue」とは「ビリヤード」の「球」を撞くのに使う長い棒のことです。
因みに「cue」で撞くボールのことを「cue ball(手玉)」、それに衝突させるボールを「color ball(先玉)」と呼びます。
「ビリヤード」を中国語で言うと?
「ビリヤード」の漢字表記となると、中国語での表記も気になりますね。
日本語では「撞球」だったのですが、お隣の中国では実は
と書きます。
発音は「タイチウ」、仮にも「球技」なので最後は「球」の漢字を使ってます。
日本語では「球を撞く」だから「撞球」なわけですが、中国では「台の上で行う球技」だから「台球」というわけです。
同じく「台」を使う球技は「卓球」がありますが、こちらは中国語で「乒乓球」(発音は「ピンポンチウ」)となります。
まとめ
今回は「ビリヤード」の漢字表記について解説してきました。それでは内容のまとめです。
- 「ビリヤード」を漢字で書くと「撞球」
- 「撞球」は「球を撞(つ)く」の意味
- 「ビリヤード」は英語で「billiards」、「cue sports」とも言う
- 「ビリヤード」は中国語だと「台球」、「タイチウ」と発音
「撞球」、最初は難しいかも知れませんが、コツを掴めば意外と楽しいスポーツだったりします。
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