『ロマンシング サ・ガ2』といえばスーファミ時代のゲームをよく知っている人にとっては名作RPGとして知られています。
フリーシナリオの金字塔として知られていますが、洗練されたストーリーもさることながら技の閃きシステムや陣形バトル、また主人公の皇帝が次々と別のキャラに継承される流れなどは他のゲームにはない独特のシステムで高評価を得ました。
発売から20年以上経った現在でもその人気の高さは受け継がれているようで、ブラウザゲームの『インペリアル サガ』でも同作品のキャラやモンスターが登場したり、 動画サイトでもプレイ動画や実況動画、ゆっくり動画はかなり人気のようです。
筆者もこのゲームは子供の頃にやりこんだ記憶があります。
本当に懐かしくてもう一度やってみたい名作ゲームですが、実はこのゲームはかなり難易度が高めでした。
クリアできずに投げ出しそうになったこともあるくらいですが、その理由はラスボスがとにかく強かったこと!
ロマサガ2のラスボスは七英雄という古代人であるのは有名ですが、その強さは歴代RPGの中でも本当に屈指の強さを誇ることでも有名です。
(ただクイックタイムというはめ技でほぼ無力化できて超簡単に攻略できることもできちゃうんですけどね♪)
とにかく強すぎるということで有名な七英雄ですが、実はもう一つ面白い逸話があります。
それが名前の由来です。
実は7人の名前の由来があの山手線の駅名をもとに決められたというのです!
ファンの方にとっては有名な逸話ですが、あまり馴染みのない人にとっては「何それ?」と思いたくなっちゃうでしょう。筆者自身も最初知ったときは本当に驚きました。
具体的に7人の名前がどの駅名を由来にしているのか、7人の英雄の素性なども簡単に紹介しながら解説していきますね!
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七英雄の名前の由来は山手線!
ロマサガ2の七英雄についてまず簡単に解説しますと、彼らは古代人でその昔力を蓄え多くのモンスターを退治したことで英雄視されました。
これだけ聞くと本当に英雄で悪役とは思えないですが、あまりにも力を増やしすぎたために、同じ古代人から次第に恐れられるようになりました。
このままでは自分達にとって間違いなく牙を向けると判断した古代人は、次元移動装置なるものを開発して事故と見せかけて現実の世界から七英雄を追放したのです。
これが物語中で七英雄が古代人に復讐するきっかけとなりました。
劇中で登場するモンスターも七英雄に使役されています、また七英雄自身もモンスターと同じような姿で登場しますがこれは後に説明する同化の法で変化した姿です。
つまり七英雄は主人公であるアバロンの皇帝とは本来何の敵対関係もありません。しかしアバロン帝国の領土の拡大や全土統一にとっては間違いなく脅威な存在です。
言ってみれば七英雄は皇帝にとって、古代人と共通の敵であるに過ぎません。
ではその七英雄の7人とは一体どんな名前なのか?
そして山手線のどの駅名を由来にしているのか、簡単に箇条書きで紹介します。
- ワグナス:品川
- ノエル:上野
- ロックブーケ:池袋
- スービエ:恵比寿
- ダンターグ:五反田
- ボクオーン:新大久保
- クジンシー:新宿
山手線の7つの駅の地図も載せました、筆者はこれで位置を覚えたことがあります(;^^)
一見すると確かに駅名と名前の感じが似ていますが、どういった方法でもじっているのか?
詳しく調べると実は面白い共通点がありました!順番に解説していきます。
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ワグナス
いわずと知れた七英雄のリーダー、ヤウダ地方を征圧していて妖精系と鳥系のモンスターと同化しています。
名言は「七英雄は最強、最強なのだ」
浮遊城で対面した時に「もう帰る」を選択すると本当に地上に送り返してくれるという謎の親切さがある七英雄です。リーダーなだけに懐が深いというかなんというかwww
あと胸があるように思えるけど立派な男性だよ(;^^)
※ソースは漫画版より。
名前の由来となっている駅名は「品川」、平仮名に直すと「しながわ」となります。
これを逆さに読むと「わがなし」、「が」と「し」の部分をそれぞれ「ぐ」と「す」に変えて「わぐなす」になります!
品川→しながわ→(逆にして)わがなし→わぐなす→ワグナス
ノエル
七英雄の中で剣を振るう勇猛な剣士、メルー地方を征圧していて見た目は完全に人間ですが内部的には竜系のモンスターと同化しているようです。
名言は「ワグナス!評議会が!」
ロックブーケを倒した後で彼に話しかけると問答無用で襲ってきます、ソードバリアがあれば第二形態の方が楽に戦えます。
名前の由来となっている駅名は「上野」、平仮名に直すと「うえの」となります。
ワグナスと同様これを逆さに読むと「のえう」、「う」の部分を「る」に変えて「のえる」になります!
上野→うえの→(逆にして)のえう→のえる→ノエル
ロックブーケ
七英雄の中で紅一点的存在、サラマット地方を征圧していて見た目はノエルとほぼ同じ人間ですがよく見ると死霊系のモンスターと同化しています。
名言は「ハエのようにウルサイ奴ね」
彼女の最大の特技はテンプテーション、男皇帝で挑戦したときに何度この技に苦しめられ見切り狙いで戦ったことか…
最終決戦でも普通に使ってくる点が要注意です、ゲーム開始時に最終皇帝の性別を名前を決定する場面がありますが、ここで男を選ぶと最終決戦で詰む可能性があります。
名前の由来となっている駅名は「池袋」、平仮名に直すと「いけぶくろ」となります。
やはりこれも逆さに読んで「ろくぶけい」にして、「ろ」と「く」の間に小さい「つ」を挟み、「ぶ」と「け」の間に長音符を挟みます。
そして最後の「い」を省けば「ろっくぶーけ」になります!
池袋→いけぶくろ→(逆にして)ろくぶけい→ろっくぶーけい→ろっくぶーけ→ロックブーケ
スービエ
七英雄の中でワグナスの従兄弟、南ロンギット地方を征圧していて水棲系のモンスターと同化しているためか下半身がタコになっています。
名言は「探しているのさ、復讐のために!」
実は何気に第一形態で戦うのが難しい七英雄です。イベントフラグの立て方が少しでも狂うと最後のラストダンジョンになったり、沈没船で海の主と合体した後で戦うことが多いみたいです。
筆者も何週もプレイしていて第一形態で戦えたのがあまり記憶にないくらいです(;-_-)
またワグナスの従妹という設定ですが、物語中ではほとんどそれについて触れられません、「だから何?」という感じですねwww
名前の由来となっている駅名は「恵比寿」、平仮名に直すと「えびす」となります。
やはりこれも「すびえ」と逆にして読み直しますが、単純に「す」と「び」の間に長音符を挟めば「スービエ」になります!
恵比寿→えびす→(逆にして)すびえ→すーびえ→スービエ
※実は七英雄の中で一番最初に名前が決まったのがスービエです、その理由は開発当時のスクエアのオフィスが恵比寿にあったからwww
ダンターグ
七英雄の中で屈指の暴れ者、ナゼール地方を征圧していて1000年以上に亘って獣系種族をメインに同化しています。
名言は「100年早いわー!」
会うたびに形態が変化する七英雄で有名で第四形態まであります、多すぎwww
また遭遇できるダンジョンもコロコロ変わります。「子供と仔ムー」というダンジョンなら100%遭えますがそれ以外のダンジョンでも稀に出現するので、準備不足で倒せないなんていう場面もありましたね。
名前の由来となっている駅名は「五反田」、平仮名に直すと「ごたんだ」となります。
やはりこれも「だんたご」と逆に読み直して、「た」と「ご」の間に長音符を挟みます。
そして最後の「ご」を「ぐ」に変えれば「だんたーぐ」になります!
五反田→ごたんだ→(逆にして)だんたご→だんたーご→だんたーぐ→ダンターグ
ボクオーン
七英雄の中でも屈指の狡猾な人物、ステップ地方を征圧していて植物系のモンスターと同化、けど見た目はどう見ても爺さんです。
名言は「わかっていただろうにのう」
古代人への復讐にはあまり興味がなく地上戦艦に篭って麻薬の製造に躍起になっています。
ずる賢いという性格も顕著で、皇帝と対面したときに「それなら許す」を選択すると背後から襲ってきます。
第二形態になると巨大な人形を従えて来ます。一度でもこの大きな人形が本体だと思ったプレイヤーは少なからずいるみたいですね、自分もそうでしたが(;^^)
名前の由来となっている駅名は「新大久保」、平仮名に直すと「しんおおくぼ」となります。
やはりこれも「ぼくおおんし」と逆に読み直して、「おお」の部分を長音符に変えます。
そして最後の「し」を省けば「ぼくおーん」になります!
新大久保→しんおおくぼ→(逆にして)ぼくおおんし→ぼくおーんし→ぼくおーん→ボクオーン
クジンシー
七英雄の中で物語上最初に戦うことになる相手、ソーモンの町を占拠していて悪魔系のモンスターと同化しています。
名言は「俺の挑戦を無視したな 後悔させてやる!」
古代人への復讐というよりもどちらかといえば世界征服を目標に掲げています、それ故か七英雄の中で唯一皇帝に対して自ら挑戦状を送りつけてくるといった好戦的な姿勢を見せます。
ただ見た目と能力もさることながら、七英雄の中ではかなりの嫌われ者のようです。(特にロックブーケからはwww)。
特技のソウルスティールは一撃必殺でかなり脅威ですが見切りさえあれば大丈夫です、間違って封印なんかしないように!
名前の由来となっている駅名は「新宿」、平仮名に直すと「しんじゅく」となります。
やはりこれも「くじゅんし」と逆に読み直して、まず小さい「ゆ」を省きます。
そして最後の部分に長音符を付け加えれば「くじんしー」になります!
新宿→しんじゅく→(逆にして)くじゅんし→くじんし→くじんしー→クジンシー
名前の由来だけで言えば最も権威が高いのはクジンシーですよね、都庁がありますから(;^^)
まとめ
七英雄の名前の由来について、各メンバーの名前とそれに対応する駅名も合わせての解説でした。
ここまでご覧になった方はもうわかったと思いますが、全員の名前に関して共通しているルールは、
駅名を逆から読んでちょっとアレンジしただけ
となっていますね。
七英雄は通称山手線英雄なんていう名前まで付けられるほど定着しちゃってますが、こうしてみると昔のスクエアのスタッフの遊び心に感心させられます。
昔遊んだ筆者も七英雄はネーミングセンスが素晴らしいと思っていたのですが、まさか駅名を逆から読んでもじったものだったとは想像だにしなかったですねwww
こんな感じで身近に存在する地名や固有名詞を逆から読んでアレンジしてみるというのは面白い発見に繋がる可能性も高いです。
例えばスマホのゲームでアバターを作る際にいい名前が思いつかなかったら、こうした逆から読んでもじってみるという方法をとるとナイスな名前が思いつくかもしれませんよ!
ぜひ一度お試しあれ(^▽^)/
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