以前当ブログでスマホゲームのガチャ商法の問題点を記事として紹介しました。
今回は以前の記事では紹介しきれなかったスマホゲームの別の問題点を指摘したいと思います。
ゲーム運営会社はガチャを引いてもらわねば、儲かりません。
ガチャを引かせるためには、新キャラ、新アイテムを定期的に追加したり更新しないといけません。
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そしてその度に起こるもう一つの問題が、キャラの性能のインフレです。
「インフレとは何か?」と疑問に思った方もいると思いますが、要は性能の数値が初期のキャラ、アイテムに比べて大幅に上がるということです。
このインフレを起こしている代表的なスマートフォンゲームがコロプラの白猫プロジェクトです。
白猫プロジェクトとは”ぷにコン”という入力インターフェースを用いたアクションRPGです。
過去にあったゲームで例えると、スクエアが製作した聖剣伝説と似たようなゲームだと言えばわかるかと思います。
キャラを育成して、武器を進化して、モンスター達を倒していくというのがこのゲームの基本的なコンセプトですが、
キャラガチャもあって、強いキャラをガチャで手に入れれば攻略をスムーズに行うことができます。
特にゲーム開始直後に強いキャラが出るまでガチャをやり直すというリセマラが積極的に行われているのもこのゲームの特徴です。
累計ダウンロード数が1億を突破した超人気スマートフォンゲームでもあります。
定期的に新キャラを実装して期間限定イベントでガチャから排出されますが、その新キャラが実装されるたびにインフレを起こしていると毎回話題になります。
これが初期のキャラで一番レア度が高いキャラのステータス画面です。
スキル(技)の説明文も超短いです、この時期のキャラのスキル説明文は1,2行で終わるのがほとんどです。
ところがこれが一番最近のキャラの技の説明文です。
もう長すぎて箇条書きになってますが、わけわかんないですねwww
バリアとか、召喚とか、回復とか、能力アップとか、援護攻撃付与とか一つの技だけでこれだけの効果が付属します。
インフレというのはこういうことです。
昔のステージのボスモンスターなどスキル1発撃つだけでほぼ殲滅してしまいます。
しかしこうなると問題なのがステージの難易度が上がるということです。
キャラがインフレする ⇒ ステージの難易度が下がる
⇒ つまらなくなる ⇒ より難易度の高いステージを作る
これの繰り返しです。
要は一番難易度の高いステージを攻略するには一番最近のキャラがいるとサクサク攻略できてしまうということです。
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なぜこういった現象が起こるかというと、全てはガチャのせいです。
スマートフォンゲームはみんなそうですが、ガチャで得た収益で成り立っています。
ガチャで高額に課金するプレイヤーが多くいるから、その会社は儲かっているのです。
逆にいえばガチャから排出されるキャラの性能が低い、もしくは普通にプレイしたら入手できるキャラより弱いと問題なのです。
そうするとガチャ引かなくてもいいやっていうことになってガチャを引くプレイヤーが減って収益が下がります、だからキャラ性能がどんどんインフレしていくのです。
つまり全くガチャを引かないでプレイするのは非常にしんどく、
結局ガチャ引かないと楽しめないじゃん!
っていうことです。
もちろん性能関係なくただ単純にそのキャラが欲しいからというだけでガチャを引く人はいますが、よほど課金しない限り全てのキャラをコンプすることなど不可能です。
無課金者でも一応プレイ自体は出来てある程度配布されるアイテムでガチャは引けるのですが、やはり限界があります。
それで運良く、強いキャラないしはアイテムをゲットできれば話は別ですが、そうはうまく行かないのが現実です。
一番レア度の高いキャラは10回や20回ガチャしても出てこないのはザラで運が悪いと100回、200回になってしまう場合があります。
こうなると無料で配布されるアイテムではどうしようもないので、課金するしかなくなるのです、なかなかえぐい商売と言えます。
最近だとパズドラもかなりインフレしてるみたいです。
こっちのゲームは1体だけ強いキャラを引いても意味がなく
ちゃんとしたパーティーを組んで初めて、高難易度ダンジョンをクリアできるような仕組みでかつ無料で配られるガチャチケット(魔法石)が少ないから白猫プロジェクトに比べて売り上げは高いです。
しかしこのままインフレが進むと、ついていけなくなったプレイヤーが続々引退するのは目に見えてます。
ガチャを引かないと楽しめない、という商法は少しは見直してもっとマシな運営にしないと日本のスマホゲームの市場はいつまでたっても改善しないでしょう。
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