太古の昔に生息していた大型の生き物と言えばご存知恐竜ですね。
6500万年前に絶滅するまでは地球のほぼ全土を支配していました。
恐竜と言ったら大抵イメージするのはこういった大型の肉食恐竜でしょう。
基本的にサイズはどれも大きいのが特徴で二足歩行している種が多いですね
ただしサイズ的にはあれですが、見た目的には爬虫類にも似ています。
生命の歴史を遡れば実は先に陸上に上がって繁栄したのは爬虫類の方です。
その後で栄えたのが恐竜なわけですが一体どこがどう違うのか?
意外と知らない方も多いので、改めて解説していきます!
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恐竜の語源について解説
恐竜は太古の昔に生息していた大型の爬虫類であるというイメージは昔の人々も抱いていました。
恐竜は英語で「dinosaur」と書きますが、このネーミングはイギリスの生物学者リチャード・オーウェンによって定義されました。
それまで発見された大型の爬虫類の化石の新しい分類名として、”恐ろしい”を意味する英語「deinos」と”トカゲ”を意味する英語「sauros」を合成させて、dinosaurとなったわけです。
語源を辿ると、恐竜は「恐ろしいトカゲ」という意味でまさに爬虫類の一種として認識されていたわけです。
恐竜の研究の歴史において初期の頃に発見されたイグアノドンやメガロサウルス、ヒラエオサウルスといった化石が詳細な研究の結果、それまで発見された動物群のいずれにも属さないことがわかったのです。
これを基にしてオーウェンは「Dinosauria(恐竜亜目)」という新しい動物群を提唱しました。
恐竜の分類はどうなる?
恐竜を生物学上の分類で定義しますと以下のようになります。
- 界:動物界
- 門:脊椎動物亜門
- 綱:爬虫綱
難しい専門用語がたくさん並びますが、網の部分に着目するとハッキリと爬虫綱(爬虫類)と書かれていますね。
このことからも恐竜は爬虫類に属していることがわかります。
ただこれだけだとやはり納得いかない人は多いでしょう。
そもそもサイズがまるで違うし、恐竜と言っても様々な種が存在しますからね。
では根本的な違いは一体どこにあるのでしょうか?
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恐竜と爬虫類との最大の違いは?
恐竜と爬虫類、この両者の最大の違いは骨格にあります。
脚の部分を見てもらえればわかりますが、爬虫類の脚ががほぼ真横に突き出ていてがに股ような格好になっているのに対して、恐竜はほぼまっすぐな向きで2足歩行で歩いています。
現生する爬虫類の中に2足歩行している種はないので、これが恐竜と爬虫類との最大の違いと言えます。
脚が下に伸びていて捕食する際にも非常に速いスピードで移動することができたのです、恐竜が長い間地球を支配し出来たのはこういった進化を遂げたからなのです。
もちろん恐竜の中にもトリケラトプスのように4足歩行している種はありますが、トカゲやワニのように膝が直角に曲がって這うような格好になっておらずやはり脚はまっすぐ下に伸びています。
また爬虫類との違いとして挙げられるもう一つの点は恐竜が恒温動物だったのではないか?ということです。
昔まで恐竜は爬虫類の一種なんだから変温動物だと考えられていました。
しかしこれについてもやはり異論が大きかったようで、特に大型の固体ほど体内に温度を保ちやすかった生態系であるというのが最近の研究でわかったのです。
こういった性質を兼ね備えていたのなら恐竜が鳥に進化したというのもある程度頷けます。
恐竜が鳥に進化したというのはもはや新常識になりつつあります。2足歩行でかつ恒温性である性質では共通しているので、しっかりと受け継いでいたんですね。
また恐竜以外にも翼竜や首長竜、魚竜といった恐竜に似たような大型爬虫類が生息していましたが、実はこれらは恐竜とは別の動物群です。
正確に言うなら全て爬虫類という点では共通していますが、恐竜と翼竜が姉妹群、首長竜と魚竜が水中に生息していた水棲爬虫類と言う分類です。
まとめ
最後に改めて恐竜と爬虫類の違いについてまとめますと
- 恐竜の脚はまっすぐ伸びて立って歩くのに対して、爬虫類の脚は90度曲がって這うように進む
- 恐竜は恒温動物で爬虫類は変温動物(ただしこれに関しては異論もあり)
となります、参考になりましたら幸いです!
恐竜のことをもっと知りたいという方はぜひ恐竜博物館を訪れてみてください。最新の学説なども含めた面白い発見が待ってますよ♪
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