11月も終わりに近づきいよいよ本格的な冬の季節になります。この季節になると流行しだすのがインフルエンザですね。

毎年12月~2月がだいたいインフルエンザのピークと言われています。人口が密集する都心部では流行するのが早くなります。


さてそのインフルエンザですが、漢字で書くとどうなると思いますか?

金髪の若者

ていうか、漢字表記とかあるの?

実は調べてみたら、インフルエンザの漢字表記は存在していたんです!どう書くか、またなぜその表記になったのか、さらに遡ること江戸時代から漢字表記があったので、詳しく解説していきます。




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インフルエンザを漢字で書くと?

それでは答え合わせです。「インフルエンザ」を漢字で書こうとするとこうなります。


流行性感冒


これまた一見難しく見える表記ですね。しかし一文字一文字見てみると、超絶難しい漢字はありません。

意味的には「冬に流行する病気」だから、なんとなくそれっぽい表記になっていることがわかります。


でもここで気になるのが、後ろの「感冒」という意味ですね。

実は「感冒」というのは、「くしゃみ、発熱、咳などを伴うウイルス性の呼吸器疾患の総称」を意味します。

一般的によく言う風邪も感冒の一種です。

「インフルエンザ=冬に流行する感冒=流行性感冒」となったわけです。

男性1

略して「流感」と表記する場合もあるよ。何とこれは中国語でも同じなんだ!



江戸時代の表記は違った?

実は古い文献を漁ってみたら、何と江戸時代から既にインフルエンザの漢字表記がありました。

江戸幕府の伊東玄朴という医者が翻訳した『医療正始』という本の中に、インフルエンザの漢字表記があるのですが、その表記は

印弗魯英撤

という5字の漢字!

外国人男性

もしかして、当て字!?

はい、その通りです。5文字分解すると

  • イン=印
  • フ=弗
  • ル=魯
  • エン=英
  • ザ=撤

となります。かなり無理矢理な表記ですね。

因みに最後の「撤」だけは音読みで「テツ」なので、これだけは少々解せない感があります。

少年

江戸時代の人々の当て字センスは現代人にはちょっと理解に苦しむな

インフルエンザの語源とは?

そもそも「インフルエンザ」とは、ラテン語の「Influere」がその語源とされています。

「インフルーレ」と読みますが、「流れ込む」という意味で、大昔の人は夜空の星から神秘的なものが人体に“流れ込んで、人間を支配すると考えていました。

天体の運行や寒気などで、星から人の体に悪気が流れ込んでその人間を蝕んだ、それがインフルエンザの正体と考えていたのです。

ここからインフルエンザを『星の影響』という意味合いを込めて、ラテン語の「Influere」を変化させた「Influenza」が用いられるようになった、ということです。




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インフルエンザで学級閉鎖になる理由は?

インフルエンザがあまりにも大勢の生徒が感染すると、学校側として学級閉鎖の措置をとります。

学級閉鎖=休み」になるのでその分授業のペースが遅くなり、補習をしなければいけません。できれば早く学期を終わらせたいと思いたいですが、こればかりは自分だけの力でどうこうできるものではありません。

ここからはインフルエンザの学級閉鎖の基準について話していきたいと思います。

学級閉鎖になる人数は何人からなのか?またそもそもなぜ学級閉鎖をしなければいけないのでしょうか?

なぜ学級閉鎖しなければいけないのか?

そもそもインフルエンザで学級閉鎖をしなければいけない理由は何でしょうか。

学級閉鎖とは、学校保健安全法に基づいて実施される臨時休業のことです。

インフルエンザなどの感染症というのは一人でも感染している人がいたら、飛沫感染(咳やくしゃみなど)や接触感染などでクラス全員に蔓延する恐れがあります。

こうならないために一時的に学校の全部あるいは一部の授業を取りやめる措置として学級閉鎖を行う必要が出てくるわけです


一人や二人程度の感染者なら問題ないですが、だいたい1クラス内に4,5人以上感染者が出始めると、感染の拡大する恐れがあるので、クラス全体が休みなります。

そしてかかってしまったら仮に解熱してよくなったとしても原則として2日後までは出席停止期間になります。

よくなったからといって決して油断しないでください!

休みになっても素直に喜ばないこと!

blogshow809

もしかしたら休みになるからやった!

などと歓喜している学生もいるかもしれません。

しかし誤解しないでいただきたいのは、学級閉鎖というのは半ば隔離みたいなものです。

即ちウイルスによる接触感染、飛沫感染を防ぐための措置なので決して喜ばしいことではありません。外出は基本できない上に、宿題が与えらたりします、要は自宅で安静にして過ごしてくださいということです。


そして休みになった分の時間割は後日振り替えられることが多いです。

一番多いのが土曜日、もしくは春休みが若干短くなることです。即ち1年トータルで見ると実質的に休める量は変わりません


また学級閉鎖で休めることを喜んだりすると、インフルエンザにかかっている生徒に対して失礼です。

もし自分がインフルエンザにかかってしまって、「同級生がおまえのおかげで休めたぜ!」などと言って来たら不愉快でしょう。

インフルエンザにかかったことがある人ならわかるかもしれませんが、高熱や頭痛などは普通の風邪と比べても相当辛い症状になります。

最近だと新型インフルエンザも流行してるくらいですから、もし重症化してしまうようならかなりヤバいです。インフルエンザを甘く見ると大変なことになりますよ。


病気になった生徒の立場にたって、しっかりと休みの分は体を大事にして過ごしてください!

また自分がかからないためにも予防接種をすることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか、インフルエンザの漢字表記と名前の由来も含め参考になりましたら幸いです!

くどいようですがインフルエンザを甘く見ないように、体調管理を怠らないようにしましょう!




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