以前このブログで据え置き型ゲーム機が衰退する、という趣旨の記事を書いたと思います。
この記事で触れたように、今現在はスマホゲームが主流です。プレステ4やWiiUといった最新型ならともかく、昔の据え置き型でゲームを楽しむという方はほとんどいなくなっています。
もちろんごく一部の大のゲーム好き、レトロゲーマーは別として、大半のゲーム好きがスマホゲームに移行している現実があります。
スマートフォンゲームの今の主流と言えば、ガンホーのパズドラとmixiのモンスト、さらにコロプラの白猫プロジェクトであったり、最近だと任天堂のポケモンGOも好調ですね。
ダウンロード、インストール共に無料で、プレイ自体にもお金がかかるわけではないですが、最大の醍醐味とも言えるのがガチャ商法にあります。
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自分がやっているのはパズドラと白猫です。特にパズドラでは定期的にやってくるゴッドフェスと言うのが、ガチャ最大のイベントという扱いで、他にも人気アニメのコラボでキャラクターなどが排出されるガチャが出てきたりしますが、基本はこのガチャで通常では入手できない貴重なキャラをユーザーに入手させて利益を得ているのです。
ガチャを回すには専用のアイテムが必要です。
これがパズドラだと魔法石というのに当たりますが、1個につき120円、6個で480円、85個買って5000円という料金体系になっています。ガチャ一回まわすのに5個の魔法石が必要になります。
仮に1個当たりに値段が一番安い85個セットで魔法石を買ったとしても、ガチャ1回につき294円かかる計算になります。
しかしガチャなのでこの294円でも欲しいキャラは出なかったりします。あくまで確率ですが、一番レア度の高いキャラやアイテムは数%程度の確率です。
本当にすごい人は、100回200回ガチャ引いたりします、恐ろしいですねwww
正直そんな金あるならもっと別のことに使えよ、と思いますが、一体何が彼らをそう駆り立てているんでしょうかね?
これだけ課金する人がいたら、そりゃゲーム運営会社は儲かります。無課金ユーザーが無課金でもある程度プレイできるのは、課金者のおかげなのです。
次のグラフを見てわかるように、ある調査によると、
スマホゲームの収益の半分は、全ユーザーのたった0.19%で支えられている
というデータがあります。
上のグラフは、全課金ユーザーを課金額の少ない方から順に10%ずつに分けて、各グループの収益を占める割合を示したものです。
一番左のグループは、最も課金してる額が少ないグループで、この人達の収益は全体のたった1.2%にしかすぎません。
しかしその一方で、一番右側の最も課金額が多いグループ、つまり90~100%の地位を占める猛者達ですが、この90~100%の課金者のことを、俗に”廃課金者、重課金者“とも言います。
そしてこの猛者達が課金する金額は、スマホゲームの収益の48.4%、すなわち約半分を占めているのです。この重課金者、廃課金者の割合は、全ユーザーのたった0.19%ほどしかいませんが、いかにスマホゲームの運営の上で重要な存在かがわかります。
このガチャ商法の問題点を改めて認識させたのが、2016年の年始に起きたCygamesが運営するスマートフォンゲーム『グランブルーファンタジー』でのガチャ炎上です。
年末年始のガチャのイベントで実装されたキャラ「アンチラ」というキャラがいくらガチャを回しても出ないことが、ネット上で話題を呼びました。
ニコニコ動画の生放送で、このときの様子が公開されたそうですが、
ガチャの総回数は何と、2276回!
現金に直すと68万円に相当するとか、ヤバすぎwww
その後運営会社は謝罪し、その後ガチャのキャラクターの出現確率を表記しましたが、一番レア度の高いキャラはなんと驚愕の0.007%!!
こんな数字見ると
ふざけてんのか?
と思いますよねwww
0.007%って、1000回ガチャ引いても出ないじゃん!
因みにこの0.007%ですが、分数の表記に直すと、10万分の7、という数字です。10万の7というのは、年末ジャンボ宝クジで3等、もしくは1等の組違い賞が当たる確率とほぼ同じです。
しかも当たったとしても、ゲームの中のキャラクターなので、現金としてのリターンはゼロ!これでもガチャ回す人がいるんだから、もう呆れるしかありませんwww
もちろんガチャの出現確率をめちゃめちゃ下げてる運営会社も問題あると思いますが、それ以前にやはりガチャを回す人のモラルそのものが改善されて欲しいと願うばかりです。
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