今年も残すところ僅かとなりましたが、そろそろ年賀状を送る時期にもなりました。
年賀状とは新年の元日に届けるハガキのことですが、近年ではSNSなどの普及で若者の年賀状離れも加速していると聞きます。
年賀状の文化がなくなることが寂しい人も多いと思いますが、実はいろんな意味でメリットがあるとも言われています。
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手紙の年賀状はもう時代遅れ?
今やスマートフォンの普及でSNSで知人とやり取りするのも当たり前になってきました。
そういう社会情勢の中では、もはや手紙によるやり取りは減ってしまい、メール一本やLINEなどで手軽に済ませてしまう人々も増えています。
手紙によるやり取りと言えば新年の挨拶年賀状が定番ですね。
しかしここ数年はある変化が起きています。
LINEが行った調査によると、10代の約6割、20代の約7割の人が「紙の年賀状よりもLINEで新年のあいさつを送る。」と回答したことが明らかになりました。
参考記事:年賀状を圧倒…新年のあいさつ、15-59歳の9割はLINE利用
10代~20代の人は、
- 「え?未だに紙で年賀状送るの?」
- 「年賀状って何? おいしいの?」
- 「LINEで十分でしょ?」
- 「紙資源の無駄でしょ!」
- 「もはやスパムメールよりうざい!」
という反応を示す若者もいるみたいです、これが時代の移り変わりと言うものでしょうか?
因みに海外を見渡してみると、年賀状に似たグリーティングカードという文化はありますが、これはクリスマスの時季に一緒に渡すもので年が明けてから渡すものではないそうです。
日本ではクリスマスと正月は完全に別の行事として扱われていますが、キリスト教が主流となる欧米の国々では新年の時期まではクリスマス休暇となるため、新年の挨拶も一緒に済ませるのが一般的となっています。
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年賀状を廃止することのメリットとデメリット
年賀状がめんどうくさいと主張する人達が増えてきますが、それならいっそのこと年賀状を廃止したらどうだ?という意見もあります。
廃止する側の人の意見としてはメリットがたくさんあるからだということですが、具体的には
- 紙資源が減る
- 元日に郵便局も休める
- 年賀状を配送する分のバイクや車のガソリン代が浮く
逆にデメリットとしては、
- 新年だから礼儀正しい挨拶を形式だけでも残しておくべき
- 日本の伝統文化が損なわれる
- プリンター関係の会社が儲からなくなる
などという意見があります。
年賀状を廃止すると紙資源、ガソリン代が有効活用できるなど経済的なメリットが目立ちます。もちろん年賀状を配送する必要もなくなるので郵便局員も休暇が取れます。
実はごく稀にですが、年賀状を送るのが面倒だからと捨ててしまう郵便局員もいるみたいです、これはひどいですね。
近年では郵便局への負担を減らすべきだという主張も増えて敢えて年賀状を送らない人もいるみたいです、もちろんSNSが発達したおかげだからだと思いますが。
そもそもわざわざ手紙と言う形で新年の挨拶をしなくても、皆の前で一言大きな声で「あけましておめでとうございます!」とだけ言ってしまえばそれで十分じゃないでしょうか?
伝統文化だからとか、この時代だからこそ紙媒体でしっかりと挨拶するのが社交辞令だ!という主張も目立ちますが、やはり高齢者の方々が多いです。
昭和や平成初期ならまだしも、SNSやネットが当たり前のように普及した現代では時代の流れに取り残されてしまいます。
もちろん趣味やこだわりで続けたい人は続ければいいと思います、もっとも年賀状が廃止されたら、プリンター業界や印刷機のインク、さらに年賀はがきを製造する会社が儲からなくなります。
年賀状はこれらの会社の既得権益のようになってるので、面倒だからと言って簡単に廃止にはできるものでないです。
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