今日は就活で明け暮れる人に対しては少し嫌な感じの記事を書きます。気分が悪くなったらごめんなさい。
就活について調べていたらマジキチな動画を見つけてしまいました。
その名も『就活狂想曲』、東京芸術大学大学院の学生に作成された動画作品です。2年前の作品ですが、既に再生回数は200万回を超えて知ってる方も多いかもしれませんが大反響を呼んでいます。
就活を経験していない人にとっては、あまり共感を得られず、一体なんで彼らはこんなに必死になってるの?と思いたくなるかもしれません。
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元凶は新卒一括採用!?
ここまで必死になる理由は新卒を逃したら一気に就職しづらくなるからです。
卒業後3年間は、新卒として扱うということになってますが、企業側からしたらどうせ雇うなら年齢が低い方がいいのです。
それに、就職浪人したとしても下の世代が就活を始めるので不利になります。
就活生は失敗が許されずかなりのプレッシャーを背負いますが、企業側も変な人を採用すると大変なので失敗は許せません。
まさに失敗を許さないという悪い例が出ていますね。
日本では、正社員の立場が強く守られていていきなりクビにすることは出来ないのです。
もちろんこれはいいことではあるのですが、企業側からすると社員一人当たりに対して生涯賃金約2億円もの投資でもあります。
それゆえ企業側も慎重に選考しなくてはならず、何度も面接を受ける羽目になるのです。
ここで企業側が求めるのは失敗しないことなので基本的にリスクを回避する方向で動いているということです。
個性的で奇抜的、他人と違う独創的な視野を持つ人間は敬遠される傾向にあり基本的には採用しません。
本当はその個性的な思考と独創的な考えが出来る人間が今後は求められるはずですが、おそらく企業もそのことはうすうす感づいているとは思います。
しかし多くの企業が保守的、安定を求める傾向が強いのでなかなかこの悪循環を脱しきれないのです。
日本がグローバル化の波に乗れず、長年不況が続いたのもこういった傾向が原因と言われています。
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企業が求める一番の決め手は協調性
よく企業が開く説明会で“協調性”のある人間が欲しいと言われます。
協調性とはよく言いますが、改めてどんな意味なのでしょうか?Wikipediaでは以下のように書かれています。
協調性(きょうちょうせい)とは異なった環境や立場に存する複数の者が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する素質。
引用元:Wikipedia
しかし、この協調性を強制すると何が起きるでしょうか?
協調性や周りとの関係を大事にしすぎると、それに逆らおうとする人間に対して無理矢理同調させるかあるいは排除しようとするのです。
学校でイジメが多いのもこれが原因です。周りと同じようにふるまわない奴は変人か、言う通りにしないと気にくわない奴だと思われてしまいがちです。
会社でも同じような現象が起きます。
学校で言うイジメが会社ではパワハラという言葉で表せるように、上司からの圧力や先輩からのアドバイスに従って、周りの機嫌をよくしてくれるような人でないと出世できません。
悪く言えば、上司にごまをすれるコミュ力の高い人間が出世するので、極端な話、経営能力が高い云々というのは関係ないのです。
周囲に合わせる個性のない人間は、企業側にとって実に都合のいい存在でもあるのです。
就活生たちは、就活狂想曲のように他人に従順なふりをしなければ内定をもらえないのです。
これは言ってみれば洗脳です。
多くの日本人は就職を通して洗脳され社会に出ていくのです。
昔から日本は出る杭は打たれる、という言葉があるように他の人と突出した考えや新しいアイデアを生み出す人間、外見が派手な人間や優秀すぎる人間はなかなか台頭できず淘汰される傾向があると言われています。
ホリエモンが世間から嫌われたのがその例です。
彼がフジテレビを買収しようとした当時は今ほどインターネットが主要なメディアとして君臨はしていませんでしたが、今はもうテレビよりもインターネットです。
まさにホリエモンが言っていたような時代になりました。時代を先取りした考えが突出しすぎていて受け入れる人が少なかったためです。
もちろんホリエモンのように本当に優秀な人間は起業すると思いますが、未だに新卒一括採用が根強い日本の今の社会では、今後加速するといわれるグローバル化についていけるかは不安です。
保守的でなかなか他人のいい所を、前面に押し出させないような古い習慣のある会社は今後淘汰されます。
もうそろそろ多くの日本人、そして日本企業は目を覚ますべきです。
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