ソシャゲをプレイする上でどうしても避けて通れないのがガチャです。
ガチャで強いキャラやアイテムを入手しないと、新しく実装されたクエストやイベントを攻略するのに手間がかかったりするし、他のユーザーと差をつけたいという思いが働いてついついガチャを回すボタンに触れたくなっちゃいます(*_*)
結局ガチャなんて確率ですから、出ない時は出ないのが当たり前です。
しかしガチャを引く時や新クエストを攻略する時に思わぬ不具合やバグ、通信障害が起きてプレイそのものに支障をきたす事例はスマホゲームでは多々あります。
こういった時によくユーザーから言われるのが、
詫び石はよ!
という言葉です、ソシャゲーをプレイしているユーザーがよくツイッター上で、こういった書き込みをしています。
改めてですが一体詫び石ってどういう意味なのでしょうか?由来となったゲームも紹介しつつ解説していきます。
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詫び石の意味とは?
詫び石とはソーシャルゲームを運営する会社がゲーム上で発生した様々なトラブルへのお詫びとしてユーザーに送るガチャ用のアイテム(通称”課金ポイント”)のことです。
不具合などが起きた時にゲーム内のメールボックスを見てみると、以下のようなメッセージとともに詫び石がもらえます。
○月○日に発生した一部クエストのクリア報酬が正常に入手できない不具合により、ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。
運営より魔法石が5個届きました。
ガチャ用のアイテムとは説明しましたが、要はゲーム攻略に欠かせない重要なアイテムであれば何でもよいのです。
例えば育成用のアイテムやスタミナ回復薬、新アイテムを無料で配布してもお詫びの印としては十分に通じます。
詫び石が配られる量は大抵は1~2個ですが、不具合の度合いがひどいほど配布される量が多くなるのが特徴です。
最大でガチャ数回分にも相当する量が配布される時もありますが、この時の詫び石で神引きをして高レア度のアイテムをゲット出来たりもするのであながち馬鹿にできません。
かくいう筆者もその昔詫び石を利用して何度もガチャを回した記憶があります、結果はあまりいい引きではなかったけどやはり嬉しかったですね(;^^)
事の発端はパズドラだった!
詫び石という言葉が誕生したきっかけとなったゲームが大人気スマホゲームのパズドラと言われています。
詫び石の”石”とはパズドラの魔法石から来ています。
特にこれまであった最大のトラブルが2013年1月のゴッドフェスでの通信障害です。
この時のゴッドフェスで大規模なサーバー障害が起きて半日以上もログインできない状態が続いたそうです。
これに怒ったり不満を感じたユーザーは多かったはずです、さすがにガンホーも焦りを感じたのかこの時ばかりは過去最高となる15個の詫び石を配布しました。パズドラと言うゲームが人気・知名度も非常に高かったことでこのシステムは今後他のゲームにも普及していきます。
モンストであれば”詫びオーブ”、白猫プロジェクトであれば”詫びジュエル”という感じで呼び名が変わりますが意味は全く一緒です。
それまでのオンラインゲームでは通信障害やメンテナンス延長、その他諸々の不具合が発生したとしても文章だけでの謝罪に留まるケースがほとんどでした。
ただガンホーは
- 文章だけの謝罪だと誠意が足りない!
- ユーザー離れをなんとか食い止めたい!
- 文章よりもわかりやすい形で誠意を伝えたい!
といった思惑や理由によって、魔法石を全ユーザーに配布するという措置をとったのです。
もちろんコアユーザーもいればライトユーザーもいますし、ほぼログインだけしかしないユーザーもいるので全ユーザー一律に配布するのはある程度不公平感が生まれるのも致し方ないです。
しかし、やややり過ぎた感があったのか、これを契機に傲慢な態度をとるユーザーも多くなってきました。
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詫び石の問題点!課金者と無課金者で平等!
現在のスマホゲームでは何か不具合やメンテの延長などが発生すると、度々メールボックスでお詫びの印として詫び石を配布します。
その行為自体はユーザーに対して誠意を表すということなので問題ではないと思います。
ただ最近のスマホゲームはあまりにもこれをやり過ぎていて、もはや恒例行事と化しているゲームも少なくありません。
一銭たりとも課金していないユーザーに対しても平等に配布するのですが、この点では課金者がやや不満に思う点です。
「俺は1万円以上も課金しているのに、なぜ無課金のアイツにも同じ量配布されるんだ?」と言う感じで(;-_-)
詫び石なんか必要ない?
ソシャゲーは課金者が課金するからこそ成り立っているサービスです。
無料プレイと謳っているので誤解しがちですが、課金者は本当に運営のために役に立っている存在だと言えます。
こういった課金者やコアユーザーが「詫び石はよ。」と文句を言うのはある程度納得がいくのですが、いかんせん無課金者が不具合やメンテ延長が起きるたびに「詫び石はよ。」と連呼するのはさすがにナンセンスでしょう。
本来お詫びと言うのはサービスに対して経済的損失を被ったユーザーを救済する補填というのが正しいやり方なのであって、経済的損失を全く被っていない無課金プレイヤーに対して行う必要性が全くありません。
経済的損失を被ったユーザーはお詫びで損失がプラスマイナスゼロにはなるものの、無課金者は何も損失していないのでプラスに転じてしまいます。
これが広まったおかげで無課金者にとっては、ゲームの不具合やメンテ延長がただの嬉しい出来事に変わってしまいます。
メンテ延長キタ━(゚∀゚)━!
という感じで(笑)
もちろん運営側も課金用のアイテムを無料で配布はしたくないので、そうしたアクシデントは避けるべく慎重に運営しているはずです。
しかしそうはいってもバグ検知や不具合の修正には時間がかかるもの、人員が足りないと尚更です。
結果としてメンテナンスが延長したり、修正できずにバグが残るのは致し方ないこと。
ゲーム会社もかなり苦労しているはずなので、その苦労を無視してすぐに「詫び石はよ。」と連呼しまくるのはコンビニですぐにクレーマーを言う客と変わらないですよ。
つまり極論を言えば詫び石なんか配る必要はありません!
ただ最近では少し事情が違ってきて、運営側がわざと詫び石を配布するようなケースも目立ち、恒例行事となっています。
サービス心から転じてタダで配布してやれば、ユーザーは満足するだろうという姿勢は運営側が傲慢になっている証拠ですね。特にメンテが多いと評判のFGOでは、メンテ延長だとすぐに詫び石を配るそうですwww
詫び石自体がもはや恒例行事となっているため、ニコニコの生放送などでスタッフの遊び心も垣間見えるシーンが目立ったりしますがビジネスという観点で考えればさすがにNGでしょうwww
ここまで普及してしまうと、今更詫び石と言う制度自体を廃止するわけにもいかないです。
逆に言えばそれほど慎重な運営を迫られるということですが、無料で出来るゲームなので不具合やメンテ延長は当たり前と言う認識を、ユーザーがしっかり持っておくことの方が大事ですね!
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