普段はあまり外出して積極的に遊ぼうという経験は少ない筆者ですが、屋内でやれるスポーツという物は日本では意外と多くあります。
定番で人気のある屋内スポーツと言えばボウリングだと言えますが、筆者も過去に何度か遊んだことはあります。
しかしそのボウリングはスコアの計算方法がややこしくて正確に把握できていない人も多いようです。
今ではコンピュータで自動で計算されるので意識すらしたことないという人は多いかもしれません。
ただ知っておくとゲームの途中で相手プレイヤーとどのくらい差が開いているのか、また後どれくらいピンを倒せば有利になるのか、そういった戦況も把握できるので知っておくに越したことはないでしょう。
今回はボウリングのスコアの計算ルールについて管理人なりにわかりやすく解説していきたいと思います!
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ボウリングのスコアの計算方法は?
ボウリングのスコアの計算方式は基本は10フレームで倒したピンの数を順番に加算していけばOKです。
即ち1フレーム目で7個、2フレーム目で3個、3フレーム目で8個…という場合は、7+3+8+…となるわけです。
しかしこのような単純な形には基本ならないことが多いです。
これにスペアやストライクが入ってくると、その次の投球、また次の次の投球で倒したピンの数もそこにボーナスとして加算されるのです。
これがボウリングのスコア計算をややこしくしている所です、そのため頭の中で計算はしづらいですね。
では詳しい計算方式はどのようになっているのか、もう少し掘り下げていきます。
ボウリングの基本ルール
まずはボウリングの基本ルールについて解説します。概ねWikipediaの文章を参考にさせてもらいます。
そこからかい!と突っ込まれる方も多いと思いますが、実を言うと管理人もいうほど詳しくないです(;^^)
何回もボウリングをやったことのある人からしたらごく当たり前のことですが、中には初めてやる人や、久しぶりに遊んで忘れたという人もいると思いますのでここで改めて復習がてらまとめておきます。
- 1ゲームは、第1フレームから第10フレームまでの10回から成る。
- 1回のフレームに付き、最大で2回投球できる。
- 最終フレームのみ、2球目まででストライクかスペアを取ると3回目も投球できる。
- 1回のフレームの第1投で10個全てのピンを倒すことを「ストライク」と呼ぶ、この場合2投目は投げずに次フレームに移る。
- 第1投で全てのピンが倒れなかった場合は、倒れなかったピンを残したまま第2投を投球する。
- 第2投で残りのピンを全て倒すことを「スペア」と呼ぶ。
これが基本的なルールです。
ここでストライクとスペアの違いをしっかりと覚えておきましょう。
簡単に言いますと、ストライクは1投目で全てのピンを倒すことを意味して、スペアは2投目で全てのピンを倒すことを意味します。
誤解しないでほしいのは、ストライクはあくまで1投目で全てのピンを倒すことが条件です。
よって仮に1投目で1ピンも倒さずに2投目で10本全てのピンを倒しても、それはストライクにはならずスペアになります。
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ボウリングの点数の計算方法
ではこの基本ルールを理解した上で、点数の計算方法を解説していきます!
まず先ほども述べたように、ボウリングのスコアは基本的には1フレームで倒したピンの数の合計を加算すれば求められます。
しかしこれはあくまでストライク及びスペアを全フレームでできなかった場合のことです。どこかのフレームでストライクかスペアが発生するとそのフレームのみボーナス点が加算されるのでちょっとややこしくなります。
上のような場合だとどこのフレームでもストライク及びスペアは発生していないので、単純に足し合わせれば合計69点となり、これがこのゲームで得られたスコアそのままになります。
ではストライクかスペアが発生するとどうなるのか?具体的にどういった感じでボーナス点が加算されるのかについて解説していきます。
スペアの場合
まずスペアについてですが、これはそのフレームで得られたスコアに次の投球で倒したピンの数がさらに加算される形となります。
上の例の1フレーム目では、1球目7の2球目は3でスペアになっているのでまず10、次の投球で6本のピンを倒しているので6、合計すると「10+6=16」が1フレーム目でのスコアとなります。
ストライクの場合
次にストライクについてですが、これは3つのパターンに分かれます。
- 1回だけストライクをとった場合
- 2回連続ストライク、すなわちダブルの場合
- 3回連続ストライク、すなわちターキーの場合
この3パターンの形式がありますが、基本的にはストライクの場合は次の2球で得られたスコアをそのフレームに足すという形で覚えてもらって大丈夫です。
それぞれ順番に解説していきます。
◆1回だけストライクを取った場合
1フレーム目でストライク、2フレーム目の2回の投球で倒したピンの数が合計6だったとすると、1フレーム目のスコアが16点になります。
◆2回連続でストライクのダブルの場合
1フレーム目でストライク、2フレーム目でもストライク、3フレーム目の最初の投球で倒したピンの数が5だったとすると、1フレーム目のスコアは2フレーム目のストライクの10点と、3フレームの1球目の5点を足して25点となります。
◆3回連続ストライクのターキーの場合
1フレーム目でストライク、2フレーム目でもストライク、3フレーム目もストライクとなった場合ですが、1フレーム目のスコアは2フレーム目と3フレーム目のストライクの10点を2つ足して30点となります。
以上がストライクでのスコアの計算方法となります。
ダブルで20点以上、ターキーなら30点が得られますが、4連続か5連続以上ストライクが出てもボーナス点はそれ以上加算されません。
つまり連続ストライクの恩恵が得られるのは3回までとなりますので、1フレームで得られる最大スコアは30点となるわけです。
10フレーム目だけ例外!
スペアとストライクでボーナス点が加算されるのは次に2回以上の投球がある1~9フレームでの話です。
最後の10フレーム目では次の投球がないので、仮にスペアとストライクが出てもボーナス点は加算されそうにありません。
しかしそれでは最大スコアが1~8フレーム目でターキーだったとして30、9フレーム目はダブル止まりで20、10フレーム目でストライクが出ても10点どまりになります。
これだとやや中途半端な形になるので、10フレーム目だけ特別に最大3回の投球が認められているのです。
つまり10フレーム目だけは3回の投球全てでストライクを出さないと30点になりません、ここだけが要注意です!
またこの3回の投球も2回目の投球までで全てのピンを倒さないとできません。
1~9フレーム目まで順当に全てのピンを倒してきたのに、最終フレームだけ緊張して全てのピンを倒しきれずに貴重な3投目ができず逆転負けをしてしまうケースもあるようです。
ですのでボウリングの10フレーム目は野球で言うところの9回裏と同じくらい大事です、全神経を尖らせて挑みましょう!
例題を解いてみよう!
ここまででボウリングのスコアの計算方法についてはある程度ご理解できたかと思います。
ではそれを踏まえた上で例題を解いてみましょう、下の画像をご覧ください!
実際にあるプレイヤーが1ゲームの全フレームで倒したピンの数を示した図です。
斜め線が入っている箇所はスペア、赤いバツ印が入っている箇所はストライクとなります。
まず1フレーム目から4フレーム目までは簡単ですね、スペアもストライクもないのでそのまま加算すればOKです。
8 + 7 + 5 + 8 = 28 となります。
問題なのは5フレーム目からです。
5フレーム目で初めてストライクを達成しています。
そして6フレーム目は1投球目で9のスペア、7フレーム目と8フレーム目でストライクのダブルとなっていて、10フレーム目にスペアが入っています。
よって5フレーム目は、ボーナス込みで10+9+1=20
6フレーム目はスペアなので、10+10=20
7フレーム目はダブルで9フレーム目の1投目が2なので、20+2=22
8フレーム目は9フレーム目の2投分を足すので、10+2+5=17
9フレーム目はそのまま足すので、2+5=7
10フレーム目は2投目でスペア、3投目は3なので、10+3=13
以上を全て足すと、20 + 20 + 22 + 17 + 7 + 13 = 99 となります。
よって4フレーム目までの合計点28と、5~10フレーム目までの合計点99点を足して、このゲームで得られたスコアは127点となります!
まとめ
以上ややこしいボウリングのスコアの計算方法を管理人なりにわかりやすく解説してきました!
最後に超簡単にまとめさせていただきますと、ボウリングのスコアの計算は
- 1フレームでの2回の投球で倒したピンの合計の数を足すのが基本
- スペアの時は、次の投球で倒したピンの数をさらに足す
- ストライクの時は、次の2回の投球で倒したピンの数をさらに足す
と言う流れになります。
仮に全フレーム(10フレーム目だけ3投球)で全てストライクが出れば、30×10=300という夢のスコアが達成できます、これがパーフェクトゲームです!
しかしこのパーフェクトゲームですが、実に12連続ストライクを決めなければいけない離れ業です、プロの人でも簡単にはできません。
ただボウリング好きの人であれば一生に一度は達成したいであろう偉業だと思いますね♪
計算が適当な人は300点満点から何点か減算するというアバウトなやり方で計算しているみたいです。
もちろん頭の中で正確に暗算できる人は少ないですし、そもそも他人と競争するゲームなのでいちいち暗算する余裕もないとは思いますが、ある程度計算の仕組みを理解していればかなり自慢できると思いますよ♪
ただ肝心のプレイヤースキルが低いとがっかりされそうです、腕に自信がなかったらスコア計算係でも地道にやりながらうまい人のやり方を学んでいきましょう。
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