数多くの文系学生が悩むであろう世界史の勉強方法。
将来海外旅行に行きたい人、もしくは世界史がとにかく好きだという学生は日本史を選ばずこっちの科目を選択すると思いますが、いざ勉強してみたら、数多くの年号や国や地域、カタカナ名ばかりで混乱するのではないでしょうか?
筆者も高校時代は世界史を履修していましたが、とにかく覚えることが多くて大変でした。年代の流れだけでも大変なのに、世界全体を扱うため、同じ時代に別の地域で起きている事件を完璧に把握する必要もあります。
しかしそれでも筆者は何とか高校時代は世界史で90点以上をとったことがあります、自慢ではありませんがwww
今回は個人的な意見になりますが、世界史のおすすめ勉強法と参考書を紹介したいと思います。
また世界史特有のタテとヨコの流れについてもわかりやすく解説します、文系の方はぜひ参考にしてみて下さい!
スポンサーリンク
世界史の効率の良い勉強法は?
では早速世界史の偏差値を効率よく伸ばすことができる勉強法を紹介します。
これは過去に筆者が参考にしたある参考書に載ってあった勉強法ですが短期間で一気に成績が上がります!
教科書を何度も読む!
まずは基本の基からマスターしましょう!そのためにベストなのが教科書を何度も読むことです。
理想は7回以上と言われています、記憶力に自信がない生徒はもっと読むと思いますが、あまり読みすぎると問題集を解く時間がなくなるのでほどほどに。とにかく教科書を読んである程度の流れを掴んでおくことが大事です!
さらによく分からなかった部分は蛍光ペンでマークをつけます、後で見直したりノート整理するときに便利になります。
マークをつけた部分が答えになるような問題文を自分で作る
例えばマルティン・ルターという人物名であれば
「宗教改革の中心人物となったドイツの神学者の名前は?」、
西インド諸島という地名であれば
「1492年にコロンブスが上陸したカリブ海域にある群島は何というか?」といった問題文を考えるようにします。
これをそれぞれの用語で意識しながら教科書を読んでいくと驚くほど成果が上がります、自分が出題者の側に立って問題文を考えることで視野が広がって記憶しやすくなるのです。後で問題集を解く際にも役に立つのでぜひこれはやっていただきたいです!
スポンサーリンク
タテとヨコの流れを把握しよう!
世界史の学習ではよくタテ(縦)とヨコ(横)の流れを両方絡めながら覚えましょうと言われますね。
ここで言うタテとは各国の歴史や出来事を時系列、即ち年号順で把握するということにあたります。
世界史は基本的にヨーロッパの国々の歴史が多いですが、それ以外にも中国史やアメリカ史など覚える年号の量は多いです。
しかし世界史では単に年号だけでなく、その年代に他の地域で何が起きたのかも把握する必要があります。
これがヨコの流れという奴です。
出題されるパターンで例えるなら「A国で△△という事件が起きた年にB国では何が起きたか?」といった感じの形式になります。
例2:ドイツで宗教改革が起きた時日本では戦国時代の真っただ中。
ここが日本史との最大の違いであり難しい所でもあります。文系の学生も世界史or日本史の選択で世界史を避けたがる大きな要因の一つになります。
受験生必見!世界史と日本史どちらを選ぶべきか?
もちろん好みで選んでもいいですが、やはり世界史は日本史と違って覚える量も多い上にタテとヨコの両方の流れを掴まないと厳しい所です。
コツとしてはまずはタテの流れを各国ごとにしっかり把握していった方がいいですね。
要は年号をさっさと暗記しましょうということです、年号さえ整理できていればヨコの流れはある程度とんとん拍子に進むはずです!
おすすめの問題集は?
教科書を熟読し終えたら次にやるのはもちろん問題集を解くことです。この際いろいろな問題集を洗いざらい買い漁る必要はありません、一冊買えば十分です、自分が推奨しているのは以下の本です。
問題集を解く回数も一回と限らず9割以上取れるまでは繰り返し解くようにしましょう。
問題集に答えを直接書き込んでしまうと意味ないので、ノートは別に用意してそれに答えを書き込むようにしてください。
間違った問題は印をつけるなりして徹底的に復習することです、全然わからなかった部分はもう一度その部分の範囲だけでも教科書を再度読み返しましょう!
センター試験で出題傾向も把握!
参考までにここ数年の世界史Bの出題範囲が多い箇所をいくつか紹介します。ただしあくまで目安なので以下の部分だけに絞らないようにしてください。
- イスラーム世界の成立と発展
- 魏晋南北朝~隋・唐など
- ルネサンス・大航海時代
- 絶対王政時代
- 列強のアジア進出
- 帝国主義と列強の世界分割
- 第一次世界大戦~第二次世界大戦
【地域史】
- 会議・条約・戦争・平和史
- 西・南・東南・北アジア史
- 宗教・文化・芸術・技術史
※参考サイト:http://kou.benesse.co.jp/center/keikou/sekaishib/
こうして見るとやはり近代以降が最も出題される傾向は強いです、出題されない年はないと言っても過言ではありません。
逆に出題頻度が低い範囲は、古代・先史時代あたりなので、この辺はおまけ程度で覚えるという方も多いです、しかし油断は禁物ですよ!
おまけ:偏差値70以上をとりたい方へ!
以上紹介した勉強法と問題集でならセンター試験で7~8割はかなり安泰です。もちろん最後の最後まで気を抜かずに復習は続けて下さい。
ただし偏差値70以上を目指したい!または早稲田や慶応と言った難関私立大学を目指しているという方は若干不安かもしれません。
そこまでのレベルを目指しておられる方は、以下の参考書がオススメです!
一問一答形式の用語問題集ですが、重箱の隅をつつくようなマニアレベルの問題がかなりあります。
もちろん難関私大だけでなくこれ一冊あれば大学入試センターレベルも網羅できます、しかし国公立大学志望の方にはあまり向かないでしょう。
これでもう世界史は完璧!!
【こちらの記事もどうぞ!】
文系で数学ができないのは駄目か?将来性を考えても不安だらけ!
スポンサーリンク