別冊少年マガジンの人気作品『進撃の巨人』が 2017年の7月から舞台上演されることが決まったそうです。
こちらがその公式サイトです。
リンク:ライブ・インパクト 進撃の巨人
また今年の4月からは 待望のアニメ第2期が放送されます。第1期の25話は原作でいうと第8巻のストヘス区急襲まで放送されました。今期も第1期と同じペースで放送されると仮定されたら同じ25話で、原作だと17巻くらいまで話は進みそうです。
原作は現在21巻まで発行されていますが、発行部数は昨年の12月までで6000万部を超えているそうです。 進撃の巨人は本当に人気のある作品で、ネット上ではいろいろな考察やオリジナル設定などを考える人が多いみたいです。
原作の大ヒットを受けて2015年2月には俳優の三浦春馬さん主演で実写映画化もされました。
その際に監督の樋口真嗣さんと原作者の諌山創さんとの話し合いで原作の舞台がドイツだということがわかったのです。
実際にドイツには進撃の巨人とそっくりな街があるということです。またそれ以外にも進撃の巨人とドイツとの共通点も紹介したいと思います。
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進撃の巨人の舞台はドイツにあった?
実は以前から北欧神話の影響を色濃く受けていると言われている進撃の巨人ですが、2年前の実写映画化でその舞台がドイツにある町であることが判明しました。
その町の名前は「ネルトリンゲン」、ドイツの南部・バイエルン州にある町ですが、見てみると確かにそっくりなことがわかります!
位置関係を詳しく地図で見てみます、以下の画像をご覧ください。
バイエルン州とはドイツ南部にある面積が同国内で最大の州です。
南はスイス、南東部でオーストリア、東側はチェコと三か国で国境を設置しています。ネルトリンゲンはバイエルン州の中の中西部に位置しています、人口は約2万人で面積は68.1㎢です。
写真を見る限り進撃の巨人に登場する街並みとそっくりですが、なんと市の周囲には壁も存在するそうです。
この壁は1215年の皇帝フリードリヒ2世の時代に造られたものとなっているそうです、ネルトリンゲンは当時ドイツの中でも最も重要な交易都市の一つとなっていました。ただし進撃の巨人に登場するほど巨大な壁ではなく、大きくても10mほどしかないそうです。
それ以外にもこのネルトリンゲンという街には、アッカーマン通りという地名があるそうです。アッカーマンといえば、ヒロインのミカサのファミリーネームですが、地名だけでなくキャラクター名にも現地のドイツ語の言葉がチラホラ使用されています。
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冷戦時代のベルリンの壁は進撃の巨人と似てる?
ネルトリンゲンという街には市璧が築かれていて、進撃の巨人の舞台とそっくりだということがわかりました。
しかしドイツの壁といいますと、やはり冷戦時代に築かれたベルリンの壁が有名ですね。
ドイツが東と西に分裂して、争ったという悲しい過去があります。そのドイツの首都にあたるベルリンでは西側の地区を囲むように巨大な壁が建設されました。
第2次世界大戦が終結後してから1990年まで、ソ連をはじめとする社会主義国と、アメリカ・イギリスをはじめとした自由・資本主義を中心とした国々との間で冷戦と呼ばれる長い対立がありましたが、ドイツでは東側がソ連と、西側がアメリカ側と同盟を結んで争っていました。
その東西冷戦の象徴として扱われるのがベルリンの壁です。この壁は東ドイツが西ドイツへの人口の流出を防ぐために築いたコンクリートの巨大な壁ですが、1961年から1989年に崩壊するまで28年間も人々の通行を全て遮断していました。
この壁は西ベルリンを囲むようにして築かれましたが、これこそまさに進撃の巨人にも出てくる巨大な壁に似ています。押し寄せてくる巨人たちはソ連をはじめとした社会主義国に似ていますね。
進撃の巨人は漫画で架空の物語ですが、こうして現実の出来事と重ね合わせてみると、いろいろ考えさせられて改めてこの作品の深さを知ります。
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