年が明けると正月がやってきます。

毎年のことなのでまたかという人もいるかと思いますが、正月飾りで、お雑煮食べたりおせち料理食べたり、凧揚げしたりなどで盛り上がることでしょう。

 
2017年の正月は1月1日の元日が日曜日、7日と8日が土日、さらに9日が成人の日で祝日となるので、10日から授業や仕事が始まるという人も多いのではないでしょうか。

さすがに長い休みになると、体調管理が疎かになりがちです。

インフルエンザが流行する時期なので健康には気を付けなければいけませんが、昔から日本では無病息災を願って1月7日に七草がゆを食べる風習があります。

七草がゆ

 
七草がゆを食べるという風習の由来は何なのか、秋の七草との違いや健康効果なども含めて解説していきます。




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1月7日に七草がゆを食べる由来は?

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1月7日とは、五節句の一つの人日の節句と呼ばれている日です。

鎌倉時代に作られた『御伽草子』によると、次のような説話があります。

昔の中国にいたある若者が両親を若返らせたいと願い、

山に入って修行をしていました。そこに天上から神様が下りてきて、

若者の願いを聞き入れて、年老いた両親を若返らせる秘術を伝授しました。その秘術とは、

・春の初めに七種類の植物を食べること。

・1月1日から6日まで7種類の草を集め、それらを器に乗せて玉椿の枝で叩くこと。

・辰の刻からこれらの草を混ぜ合わせ、清水で煮て食べること。

若者はこのお告げを忘れまいと暗唱し続け、すぐに山を降りて7つの草を集めて6日の夕方から夜通し草をたたき続けました。

それを東の山から汲んできた清らかな水で炊いて両親に食べさせたところ、たちまち若返ったそうです。

この噂はたちまち国中に伝わって、当時の帝はこの親孝行に感動して位を譲ったそうです。

 
これが1月7日に七草がゆを食べる由来だと言われています。

この逸話に出てくる7種類の草というのが、現在では春の七草という扱いになっていて、その内訳は以下の通りです。

  1. ほとけのざ
  2. なずな
  3. ごぎょう
  4. せり
  5. はこべら
  6. かぶ
  7. 大根

春の七草

七草がゆとは上記の7種類の野菜を粥に入れて炊いて調理したものです。

現在では、多くの八百屋や小売店で七草をセットにした商品が売られています。

しかし必ずしも上記の7つというわけではなく地域によって野菜の種類はバラバラだそうです。

例えば気候や雪の関係で七草が摘めない東北・北陸地方では、七草を使わず、ゴボウやニンジン、こんにゃく、ずいき、ネギ、さやいんげん、油揚げなどを入れた納豆汁を使用したりしています。

 
また気候的に七草が入手できる地帯でも七草ではなく、ありあわせの青菜、さらに根菜や油揚げなど大豆製品をも含めたり、九州南部では鶏肉を加えて食べる風習もあるそうです。




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秋の七草との違いは?

実は秋にも七草と呼ばれる植物があります。

  1. はぎ
  2. ススキ
  3. ききょう
  4. くず
  5. ふじばかま
  6. をみなえし
  7. カワラナデシコ

秋の七草

植物に詳しい方ならすぐにわかりますが、全部野菜ではなく花ですね。

奈良時代の歌人山上憶良が詠んだ以下の2首の歌がその由来とされています。

  • 秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花(万葉集より)
  • 萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志 また藤袴 朝貌の花(万葉集より)

春の七草と違って秋の七草で何かをする行事は特にありません。

古来より秋の七草を食するという習慣はなく、観賞用に栽培するのが主流と言えます。
 

健康効果は?

昔から七草がゆは邪気を払って万病を除く効能があるとされてきました。迷信と捉える言い方もありますが、もちろん科学的にも健康効果はあるとされています。

では具体的に七つの野菜にはどんな健康効果があるのでしょうか。

 
せり

保温効果や高血圧予防に効果的で、冷え性の人にはオススメです。

 
ごぎょう

咳や痰に効くそうです、風邪をこじらせて喉が痛くなった時にオススメです。

 
なずな

カルシウムやカロテンが豊富にあります。

こちらも風邪の予防に効果的です。

 
大根

ビタミンCの他鉄分・リン・カルシウムを多く含む。

カロリーが少なく、ジアスターゼという成分を含んでいて消化を助ける効能も有るとされています。

 
蕪(かぶ)

葉の部分にはカロテンやビタミンCが豊富にあって貧血予防、シミ予防に効果的。

昔から腹痛薬としても使われてきました。

 
ほとけのざ

胃や腸を清潔に保たせる効果や、風邪にも効く。

 
はこべら

利尿作用があり、むくみ対策がある。

 
これだけの効能があるとされています。また茶碗一杯分のカロリーも140kcalとかなり低く、ダイエット食にもなります。

医食同源という言葉の重みを感じる食事ともいえます。
 

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