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南スーダンの治安が悪化!自衛隊の駆け付け警護は大丈夫なのか?

投稿日:2016年11月20日 更新日:

安全保障関連法に基づく駆け付け警護の新しい任務を付与された自衛隊のみなさんが南スーダンに派遣されました。

先発組にあたる130人が20日青森空港から出発し、南スーダンで国連平和維持活動にあたります。

今回派遣された南スーダンですが、ここ最近は治安の悪化が懸念されており、自衛隊の警護活動にも大きな影響が出てくると予想されます。

自衛隊の駆け付け警護、南スーダンの治安の悪化の原因など最近ニュースでよく取り上げられていますね。

改めてどういった背景や問題点があるのか詳しく探っていきます。

 


 

自衛隊の新任務『駆け付け警護』とは? 問題点は?

駆け付け警護とは2015年の改正されたPKO協力法に新たに追加された安全確保業務のことです。

武器の使用権限が拡大し、これまでと違って、離れた他国の部隊や国連職員、NGOなどを武器を使用して助けたり、米軍や多国籍軍との連携も可能となりました。

 
PKOとは国連平和維持活動のことで、1992年に法案が成立し、この時から自衛隊による海外派遣が可能となって、南スーダンをはじめ東ティモール、ハイチなどにもPKO活動を行いました。

 
2015年9月に盛んになった安保法制の議論で盛んになりましたが、法整備後初めての任務が今回の南スーダンの派遣となります。

今までの正当防衛とは違って他国への武力行使も辞さない姿勢が憲法9条に違反していると憲法学者の多くも意見を発して社民党や共産党からは戦争法と揶揄されてきました。

 
またこれまではあくまで支援活動だけに重点を置いてきた自衛隊ですが、これからは必要とあらば戦闘を行う可能性も増えてきたというわけです。

そうなると従来の装備品では不安な面も出てきます。これまでにも南スーダンでは反政府勢力との衝突で市民や国連の職員などに死傷者が出ているそうです。

そうなると当然今後は装備の見直しも検討せざるを得ず、今後はさらに重装備化が求められると言われています。

 


南スーダンの治安について

自衛隊が派遣される国が南スーダンとなるわけですが、果たしてどういった国なのでしょうか?

南スーダンとは2011年にスーダン共和国の南部10州が独立してできた国です、アフリカで54番目の独立国となります。

東アフリカに位置し、北にスーダン、東にエチオピア、南東にケニア、ウガンダ、南西にコンゴ、西に中央アフリカと国境を接している内陸国です。

 
現在その南スーダンの政権を主導しているのがスーダン人民解放運動と呼ばれる政党でその議長であるサルバ・キール・マヤルディ氏が同国の大統領です。
 

治安悪化の原因は?

その南スーダンの治安が現在でも良くならない最大の原因が2013年12月に起きたクーデター未遂事件です。

この年の7月に解任されたマシャール副大統領がキール大統領に反旗を翻しクーデターを仕掛けました。

最終的に停戦合意に至ったものの未だに不満を抱いている勢力がいるためいつどこで激しい内戦が勃発するかわからない状況なのです。

 
実はこの両者は互いに別の部族の出身で、キール大統領が南スーダンの最大の部族であるディンカ族、マシャール氏が2番目に大きなヌエル族の出身です。

異なる部族の出身であるがために、意見や価値観などがすれ違いこのような内紛が継続しているのです。

また内戦の影響で経済のインフレ率も急激に拡大し、295%という数字を記録しています。
 

紛争が絶えない国で自衛隊はどう動くべきか?

南スーダンは今年の7月にも首都近郊で政府軍と反政府軍の間で大きな武力衝突が勃発し、多くの死傷者を出しています。

 
そのためPKO部隊が市民の保護を強化する必要があると判断し今回の日本の自衛隊の南スーダン派遣に至ったというのが根底にあるようです。

 
もちろん平和維持活動は必要で、救わなければいけない命は救うのが当然でしょう。

しかしそれと同時に、地道なインフラ整備や教育の充実化を図り現地の人々が安全・安心に暮らせる環境づくりが大切なのです。

戦闘が激化した場合には適材適所に判断し、速やかに撤退できるなら撤退するべきだと考えますが、果たして他国(アメリカとかヨーロッパ)が日本の自衛隊の撤退を容認してくれるかは話が別です。

この場合他国に対し納得のいく説明ができるための外交力が日本政府に求められることになります。

 

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