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北朝鮮が核実験を続ける理由と中国の思惑とは?

投稿日:2016年9月14日 更新日:

北朝鮮が9月9日、ついに5度目の核実験を行いました。

国際社会からの批判をこれまで何度も浴び続けてきた国、なんというか批判慣れしているんでしょうか。

 
どうしてこうも強硬に核実験を続けられるのでしょうか?その最大の理由と今後の影響について議論していきます。

 

1.北朝鮮が核を作る目的・理由は?

核弾頭

 
実は北朝鮮は今年の1月にも核実験を行いました。

振り返れば第1回目の核実験が行われたのが今から10年前の2006年10月、それから3年後の2009年5月に2回目、4年後の2013年2月に3回目、そして今年に入って1月、9月と計5回目になりますが、明らかに核実験のペースが速くなっていますね。

 
しかも金正恩が後を継いだのが2011年、第1書記になって3回目になります。

 
なぜこれほど北朝鮮が核に拘るのか?

それは自国防衛のため、というのが最大の理由にあります。

 
思えば北朝鮮はいわずとしれた反米国家です、共産主義の国です。

 
その共産主義最大の宿敵が、反対思想の大国アメリカです。アメリカにとってみれば北朝鮮は悪の枢軸です。過去にも同様の理由でイラクに戦争をしかけフセイン元大統領を逮捕したり、リビアのカダフィ大佐もNATO軍の攻撃を受け死亡しました。

これらの国も反米国家です、そして独裁者でした。ただし核兵器は所持していませんでした、このことから、核兵器をもたない反米体制の国の指導者はアメリカに即刻やられる可能性が高いのです。

 
そして今回の核実験でさらに重要なことが、核弾頭の小型化です。

AFP通信の内容によると、北朝鮮は今回の実験で核弾頭をミサイルに搭載できることを確認したと発表しました。

 
たとえ原爆が完成したとしても、敵国を攻撃するためには、ミサイルに搭載できるほど小型化する必要があります。今回は北朝鮮はそれに成功したとも発表しましたが、どこまで本当かはわかりません。

因みに今年の1月の核実験では水爆の実験に成功したとも発表しました。すぐにアメリカの調査チームが水爆の可能性を否定しましたが、これもどこまで本気なのかわかりません。このどこまでが本当かわからない、というのもある意味北朝鮮の揺さぶり外交ともいえます。

 


 

2.制裁を受けても平然といられるのは何故?

北朝鮮はこれまで何度も核実験をおこないましたが、そのたびに国連から、そして日本も制裁決議を可決してきました。しかしそれでも北朝鮮は体制を存続でき、核実験を続けています。

それは北朝鮮の最大の友好国である中国にあります。

 
その中国でさえも北朝鮮の核実験には怒りや憤りを感じる、そういった報道をされますが、少しニュアンスが違います。

「何で俺たちの言うことを聞かないんだ、おとなしくしてろ!」

みたいな感じですね。

 
考えてみれば北朝鮮が中国を核で攻撃するはずがありません。中国からしたら、北朝鮮が暴走しすぎて自滅・崩壊への道を歩まれるのが一番最悪なシナリオなのです。

 
中国にとっての最悪のシナリオは、朝鮮半島が韓国主導の政権で統一されることです。これが何を意味するかわかりますか?

韓国はアメリカと同盟を結んでいます、つまり朝鮮半島全土が韓国で統一されれば、アメリカの軍や基地が中国の国境沿いに配備されることになるのです。

中国は当然こんなの受け入れられません、だから中国は北朝鮮を守るしかないのです。

 
その証拠に中国の4月以降の貿易統計を調べても、北朝鮮が中国に輸出した石炭や鉄鉱石の量に目立った落ち込みは見られないというのです、制裁とは一体www

 

3.中国は北朝鮮と道連れになる?

上で説明したように、北朝鮮が核実験を続けられるのは、中国が制裁に違反してこっそりと支援を続けているからです。

 
しかしいくら中国が北朝鮮の支援を続けたくても自国の経済がダメになれば支援する余裕がなくなってきます。北朝鮮が破滅するとすれば、中国経済が崩壊し、それに連動するということですね。

 
さらに中国にとってもこれ以上北朝鮮を擁護するのは得策であるとは言えません。中国からしたら、確かに北朝鮮崩壊は自国にとっても最悪のシナリオですが、あまりに北朝鮮を擁護しすぎると中国も孤立します。

 
今回の国連安保理を主導したのは、日本・韓国・アメリカの3か国、そしてヨーロッパ各国も北朝鮮の追加制裁には全面支持です。仮に中国経済が好調で、中国に配慮すれば経済的なメリットが大きいのなら、中国側が優位にたつことができました。

しかし今年に入り中国経済が減速状態に入っていて、日本企業、さらには欧州もやや中国離れが加速しています。

さらに昨年末の日韓の間の慰安婦問題の解決もあって、日韓関係も徐々にではありますが関係改善に向かいつつあります。

 
こうなりますと北朝鮮だけでなく中国も孤立していきます。自国の国際社会での立ち位置が危うくなってきています。これに危機感を感じているのか、最近中国の東シナ海と南シナ海での挑発行為が増えてきています。

さんざん領海侵入を繰り広げていますが、やはり中国からしたら、なんとか正当性を確保するため、さらに国内での求心力を高めるのに凄く必死になっていると言えます。

 


-時事

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