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日本のクリスマスの歴史を紹介!戦国時代から昭和までを振り返る!

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毎年12月に訪れる季節のイベントと言えばクリスマスですね♪

もはや日本でも恒例行事となっていますが、海外の人から見たら日本のクリスマス文化はどこか異様に見えるようです。

ハロウィンにしろバレンタインにしろ日本は異国のイベントを無暗やたらと取り入れたがりますが本来の宗教的意味を知らない人が多いですよね、これが国民性なんでしょうか?

しかし改めて考えてみたら完全に異文化であるキリスト教のイベントがなぜここまで普及したのでしょうか?

日本のクリスマスの歴史を調べてみたら、実は戦国時代にそのルーツがあったことがわかりました!

そして日本独特の「恋人と過ごすクリスマス」という認識がいつ頃広まっていったのか、改めて経緯を振り返ってみましょう!




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日本にクリスマスが伝来したのはいつ?

日本に初めてクリスマスが伝来したのは今から500年前になります。

もっと詳しく言えば1550年代、室町時代の末期にあたりますが応仁の乱が終わった直後の時代でちょうど戦国大名が覇権争いをしていた戦国時代にあたります。

その戦国の世に西洋の宗教であるキリスト教が伝来しました。

イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルが布教に務めたというのは有名な話ですが、実は彼と一緒にもう一人の宣教師が来日していました。

 
その宣教師の名はコスメ・デ・トーレス、この人が日本人信徒を招いてクリスマスのミサを行ったのが日本で最初のクリスマスとされています。

場所は現在の山口県(当時の呼び名で周防国)にあたります。実際に毎年12月になると山口市では『日本のクリスマスは山口から』というイベントが催されて、市の名前もクリスマス市と変わり、大規模なイルミネーションも飾られます。

日本国内でクリスマスを本格的に味わいたい方には必見ですよ♪
 

江戸時代にはキリスト教が禁止!

時は変わって江戸時代、織田信長の時代には寛容的だったキリスト教も徳川政権の下では踏絵を強要されるなど厳しく弾圧されました。

※意外かもしれませんが江戸幕府の初代将軍である徳川家康はキリスト教に対しては寛容な態度をとっていました。

実際に江戸時代初期にキリスト教は東北地方への布教を行っていました。しかしマードレ・デ・デウス号事件岡本大八事件などが起きてキリシタンへの不信感が高まったことで禁教令の発布へと繋がったわけです。

 
幕府の弾圧が厳しくなって公に活動できなくなったことから、当然クリスマスを祝うという習慣もなくなりました。




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明治以降でクリスマスは復活!

江戸幕府がなくなり明治時代が始まると禁教令が解かれてキリシタンは再び公に活動できるようになりました。

1904年に銀座にあった「明治屋」が商業用のディスプレイとして日本で初めてクリスマスツリーを店頭に飾ったことが話題になりました。

ただこの頃はキリスト教徒や一部のインテリ層、また日本に在留していた欧米人くらいしかクリスマスを祝わなかったようです。まだまだ規模は小さいものでした。

 
転機が訪れたのが日露戦争が終わった後です。

文明開化した後の日本が大国ロシアとの戦争に勝ったというのは、当時の世界に衝撃を与えました。

当然日本人も浮かれたようですね、一般庶民の間にも徐々にクリスマスの風習が伝わるようになり、サンタクロースも登場するようになります。

 
今でこそ当たり前になったクリスマス用のケーキも1910年に「不二家」が発売するなど、一般の人にも広く浸透していきました。

既にこの頃から本来の宗教的意義からずれた日本式のクリスマスの土台が出来上がっていたことが伺えます。

戦前からクリスマスを商業イベントとして大々的に盛り上げる風潮ができていましたが、その流れは昭和になってさらに大きくなります。

 
昭和になると先帝の大正天皇が12月25日に崩御したのに伴って、先帝祭として12月25日が休日扱いとなりました。

12月25日といえばまさにクリスマスの日ですね。

そのクリスマスが大正天皇が崩御した日と重なるのは何か運命的な感じがすると同時に不謹慎な気がしなくもないですが、いずれにせよこの日が休日になったことで日本全国でクリスマスが普及するようになります。

特にそれまであまり興味もなかった大人もクリスマスに関心を抱くようになり、カフェやダンスホールで騒ぐという光景が新聞に写真付きで掲載されたりもしました。

 
ただしこの浮かれムードも日本が太平洋戦争に向かう中で徐々に終息していきました。
 

戦後のクリスマスの流れ

戦後は大正天皇祭が法改正により祝日ではなくなってしまいましたが、それでもGHQが占領していた影響もあってか無くなることはなく、冬の風物詩として定着するようになりました。

日本が戦争に負けたという喪失感で元気がなくなっていた日本人でしたが、徐々に復興の兆しも見え始めます。

それと同時に再びクリスマスで祝う習慣も徐々に戻ってきました。

戦前の時と同じようにダンスホールで馬鹿騒ぎしたり、挙句には歓楽街で酔っ払った集団が暴れたりと一種の無法状態にもなるほどでした。

この傾向は高度経済成長に入る直前の1950年代後半に起きていました。

恐らくそれまで祝うことを禁止されていたために反動が大きかったことと、これから間違いなく復興して強い日本を取り戻すんだという気持が大きかったということですね(;’∀’)

 

バブル経済期にカップルのイベントへ!

それまでは家族同士で過ごしたり、子供達が専らプレゼントをもらうというのがクリスマスの本来の祝い方でした。

この流れが変化したのが1980年代で、時はまさにバブル経済の絶頂期にあたります。

湯水のようにお金を使う成金が多くいたようですが、クリスマスイベントとなるとカップルで超高額なホテルやレストランを利用する人たちも多く増えました。

さらに拍車をかけたのが当時ヒットした松任谷夕実の「恋人がサンタクロース」、松下達郎の「クリスマス・イブ」の2大クリスマスソングです。

両方とも1980年代を代表するクリスマスソングで中身は恋人同士のクリスマスをテーマにしています。

 
経済事情とクリスマスソングのヒットによって「恋人と過ごす日」という認識が欧米よりも多くなったと言えます。

イタリアのとある雑誌でも「日本は人口の僅かしかキリスト教徒がいないのに多くの人がプレゼントを交換し合っていたり、男女の愛の祭りになっている」と批評しているほどです。

しかし昨今では独身者も増えたことで再び流れが変わりつつあります。

クリスマスに一人で過ごす人のことを通総”クリぼっち“と呼ばれたりしますが、この日に外出なんかしたくない人も少なくないようです。

このまま少子化と晩婚化が続けば、今度は「恋人と過ごす日」ではなく「普通と同じ日」か「敢えて一人で過ごす日」という認識が増えちゃいそうですね(;^^)

 

最後に一言!

今回は日本のクリスマスの歴史について筆者独自の視点も加えて紹介していきました。

クリスマスは日本の各企業が毎年血眼になって様々な商法を繰り広げています。

その原点は既に戦前からありましたが、こういった商業的な流れに対して本場キリスト教のローマ教皇は次のように述べています。

現代の消費社会の中で、この時期が商業主義にいわば「汚染」されているのは、残念なこと。このような商業主義による「汚染」は、降誕祭の本来の精神を変質させてしまう恐れがある。降誕祭の精神は、「精神の集中」と「落ち着き」と「喜び」であり、この喜びとは、内面的なもので、外面的なものではない。
 
引用元:教皇ベネディクト十六世の2005年12月11日の「お告げの祈り」のことば(カトリック中央協議会)

いかがでしたか?

凄く教訓じみていますね、この言葉を読むと日本のクリスマスの祝い方が本当に馬鹿らしく見えてきます。

本場キリスト教のクリスマスの祝い方を知りたい方はぜひ以下の記事をご覧ください!
キリスト教三大宗派について解説! クリスマスの祝い方の違いも

 
【こちらの記事もどうぞ!】

ホワイトデーの由来は何? お菓子以外のおすすめプレゼントは?

冬に咲く美しい花々を紹介! 花言葉や開花時期、画像も!

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