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南極大陸の気候や地理、日本の観測の歴史について解説!

投稿日:2017年1月31日 更新日:

1月29日、日本の南極観測が始まって60年の節目となることで南極にある昭和基地で記念式典が開かれました。

 
60年前の昭和32年1月29日に、第1次観測隊が南極のオングル島に上陸して、活動の拠点を昭和基地と名付けて観測が始まりました。南極上空のオゾンホールについて世界で初めて報告するなど日本の南極観測が地球の環境破壊を指摘した実績もあります。

 
日本の観測の歴史を踏まえつつ、改めて南極とはどういった場所なのかも深く解説していきます。




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南極大陸の気候や植生、地理について

南極の地図

南極の地図

 
南極大陸とは南極点を含む大陸のことです。地球上で平均気温が最も低く乾燥していて、内陸では砂漠も存在します。

 
南極で観測された最低気温は2010年8月10日に記録された-93.2℃で、一瞬で凍り付くほどの極寒の地です。人が住めない場所として知られていますが、南極に点在する研究所には約5000人近くの人が滞在しているとのことです。

 
また寒冷な環境に適応した植物(主に藻類やコケ類)も生息していて、さらに動物ではペンギン、オットセイやアザラシと言った鰭脚類も生息しています。

西南極氷床の氷解

西南極氷床の氷解

 
実は南極大陸は世界で5番目に大きい大陸とされ、その面積は1400万㎢でヨーロッパよりも大きいのです。

また世界中の氷の90%が南極大陸に集中していて、尚且つ淡水の70%も存在しているとされています。もし南極にある全ての氷が解けたら、世界の海水面は60mも上昇するとされていますが、実は南極の西側にある西南極氷床がここ数年の地球温暖化の影響もあって近年崩壊するのではと指摘されていて注目を集めています。




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南極大陸の発見・観測の歴史

大昔は温暖で森林にも覆われていたという南極大陸ですが、大昔の人々は、北半球の大陸の面積から察するに南半球にも大きな大陸が少なからずある筈だという仮説を立てていました。

 
その仮説通り南アメリカ、オーストラリア大陸は発見しましたが、それでも北半球との大陸の面積が釣り合わないという課題が残っていたそうです。

当時は大陸移動説などもなく、陸地は神が創造したものだというキリスト教元来の考えが強かったためにこのような仮説が根強くありました。

 
ようやく南極大陸を発見して上陸に至ったのは1820年のことで、ロシア人の船長とアイルランド人のイギリス海軍船長、そしてアメリカ人のアザラシ漁師によってその偉業は達成されました。

 
1841年には探検家ジェイムズ・クラーク・ロスによって火山が三つもあるロス島を発見します。その島の淵に沿って広がる巨大な氷の壁はロス棚氷と呼ばれていて、その面積はフランス本土にほぼ匹敵するそうです。

ロス棚氷

ロス棚氷

 
さらに1911年にはノルウェーの探検家ロアール・アムンセンという人物が人類初の南極点の到達に成功しました。因みにこの人は、1926年には飛行船でも北極点に到達しているので、人類史上初の両極点への到達を果たした人物でもあります。

 

日本の観測の歴史

日本の南極観測の歴史を振り返ると、今から100年以上も前に遡ります。

1911年11月に陸軍軍人の白瀬矗という人物が率いた探検隊によって初めて南極大陸に日本人が足を踏み入れました。彼らは上陸した地点から南極点を目指して歩みましたが、それはかなわず南緯80度05分、西経156度37分の地点に日章旗を掲揚するにとどまって帰国しました。

 
彼らが歩んだ一帯を「大和雪原」と命名し、日本領と宣言しましたが、終戦後のサンフランシスコ講和条約で南極領は事実上放棄されました。

ところが彼らが歩んだ一帯は、陸上ではなくルーズベルト島南方にある棚氷上だということが後に判明したので、厳密に解釈すると上陸と言う形にはならないそうです。

 
戦前における日本の南極観測はこれ以降行われませんでしたが、1955年の地球観測年に合わせて、日本でも南極地域観測隊が結成されることになります。

そして1957年1月29日に日本初となる南極観測基地として完成したのが昭和基地です。

日本の昭和基地

日本の昭和基地

 
この基地では天体や気象、生物学など幅広い分野の研究が行われていて初期の頃は厳しい生活を余儀なくされていましたが、現在ではインフラも豊富に備えられ、汚水施設や医務室、厨房、食堂、図書室、娯楽施設も多くあって年間を通して人が安定して住める環境になっています。

 
そして日本の南極観測で挙げた実績の一つで有名なのが1980年頃にオゾンホールを発見したことです。かねてよりオゾン層はフロンなどの塩素を含む化合物で破壊され縮小されていると警告されてきましたが、それを初めて観測したのが日本の昭和基地の観測チームです。

 
今年で60年という節目を迎えることになった南極探査ですが、まだまだ生態系や古代の地形状況など、未知の領域が多いのも事実です。

 
また南極の氷の増減について興味深い動画も見つけましたので興味のある方はどうぞ!

 

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