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戦場のアリアで描かれたクリスマス休戦とは? 第一次世界大戦で起きた奇跡

投稿日:2016年11月22日 更新日:

今回紹介する名作映画はクリスマスに関係する物語です。

1914年の第一次世界大戦中にイギリスとドイツとの間で

起きたクリスマス休戦という実話を基にした作品です。

 
映画のタイトルは『戦場のアリア』と言って、

2005年に公開されました。

ドイツの女優のダイアン・クルーガーが主演を務めた映画で

2005年のフランスの観客動員数1位を記録し、

アカデミー賞でも最優秀外国語映画賞を受賞しました。

この映画に出てくるクリスマス休戦について

今回は語っていきます。

 


 
今から102年前の1914年6月28日にオーストリアの皇太子夫妻が、

ボスニア出身の青年に暗殺されるサラエボ事件をきっかけに

第一次世界大戦が勃発します。

この戦争では、ドイツ・オーストリア・オスマン帝国ら中央同盟国と

フランス・イギリス・セルビア・日本ら連合国が

約4年間にかけて争いました。

 
開戦当初は参戦しなかったイギリスですが、

中立を保っていたベルギーがドイツに侵略されたのを契機に

参戦を決定したのです。

もともとこの両国は海上での覇権で争っていたので

それによる国内世論の後押しも影響したのです。

 
時は経って半年後の1914年12月25日のクリスマス、

イギリスとドイツは依然戦争の真っ最中でしたが、

戦争中の兵士にはクリスマスなど関係ありません。

 
しかしあるドイツ人のある行為がきっかけで、

イギリスとドイツとの間で一時の休戦がもたらされたのです。

そのドイツ人の名前はヴァルダー・キルヒホフ、

世界にもその名が知れていたテノール歌手です。

そのテノール歌手がドイツ軍を慰問に訪れて

クリスマスだということで彼らの士気を高めるために

名曲『きよしこの夜』を独唱しました。

この歌声がイギリス軍の兵士にも届いて、

イギリス軍も武器を捨てて何と一時的にドイツ軍の兵士と

休戦し、聖夜を共に祝ったというのです。

具体的にはタバコに灯をつけ合ったり、

宴会をしたり、サッカーをしたり、両軍の死者を弔ったりしたそうです。

 
激戦の戦場でたった一度だけ起きたクリスマスの奇跡、

キリスト教圏の人達にとっては

聖夜を祝うというのは共通の行事なので

味方同士だけでパーティーをするのはまだわかりますが、

それがまさか戦争中の、しかも敵対する国の兵士とも

祝い合うというのは本当に凄いことで、まさに奇跡と言えます。

しかもこの休戦は決して上官が意図的に指示したわけでもなく

自然発生的なものだったというのです。

束の間の休戦でしたが、この奇跡で両軍の間に友情が芽生え

戦いを放棄する兵士も出たということです。

 
しかしこのことを知った上層部は激怒し、

その後は二度とこうしたことが起きないよう厳重注意し、

戦闘をさらに激化させました。

第一次世界大戦が終わる1918年まで3回もクリスマスを迎えますが、

この休戦は1914年の一度きりに終わりました。

 
クリスマスの夜に芽生えた友情でしたが、

その後再び彼らは殺し合いをしなければならなくなりました。

 
人間は何故争わなければいけないのか、

いくら愛する祖国と家族を守るためとはいえ

あまりにも非情すぎる戦争の虚しさに葛藤する兵士たちは

一体どれだけ苦しんだことでしょうか、

改めて戦争の愚かさを思い知る出来事と言えるでしょう。

 
それを実写映画化した作品が

2005年に公開された『戦場のアリア』です。

クリスマスの時季にぜひご覧ください!

 

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