最近テレビを見ると、またかというくらい中国の船が尖閣諸島周辺の日本の領海内に侵入したというニュースが飛び込んできます。

中国だけでなく実は台湾も領有権を主張しています。なぜこれほど尖閣諸島に拘るのでしょうか?

そして無人島ともなっている尖閣諸島ですが、意外なことに野生のヤギが生息しています。

また領有権争いの発端ともなったのが、海洋調査で大量の石油が埋蔵されているという情報です。一体どれだけの石油が埋蔵されているのでしょうか?

今回は、日本・中国・台湾の間で揉めている尖閣諸島問題について詳しくわかりやすく解説していきます、ぜひご覧ください!




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尖閣諸島はどこにあるのか?

場所は沖縄本島よりやや南西に行ったところにあります。近くにある島の西表島、宮古島には自衛隊の基地が配備されています。

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場所的にはまさに中国・台湾の近くにあります、しかも現在では無人島になっています。近い場所にありなおかつ無人島ということもあって毎日のように中国の船が尖閣諸島沖に現れます。

2.尖閣諸島はどんな島々か?

尖閣諸島というからにはいくつかの島が存在するわけです。

中でも一番大きいのは魚釣島で、冒頭でも紹介したように野生のヤギが生息しています。こちらの動画を御覧ください。

魚釣島において、その領有権を主張する日本の民間政治団体が、1978年に故意に放逐したヤギが繁殖を続け、現在では数百頭にも増えました。

単に野生のヤギが増えました、で済まされる問題ではないんですね。

ヤギが増えすぎた結果、島の至るところで植物の喪失が起き、ほかの陸上生物系にも悪影響が出ています。さらにはヤギの糞尿による土壌の汚染にまで及び、今後、現在の状況が続けば、尖閣諸島の貴重な自然が破壊され、動植物の絶滅にも至る恐れがあるという調査結果があるのです。

しかし国にも要請をしていますが、中国や台湾への配慮のためか、尖閣諸島の調査のための上陸も行われていないのが現状です。

魚釣島意外の島

その他久場島、大正島、北小島、南小島、冲の北岩、冲の南岩、飛瀬と計8つの島で構成されていて総面積は5.56㎢です。

日本の領有化が始まったのが1885年で、閣議決定を経た後で沖縄県に編入するという形になりました。1940年頃までは普通に人が住んでいたそうです。


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尖閣諸島問題とは?海洋調査で大量の石油発覚?

中国、台湾が尖閣諸島の領有権を主張しだした最大の理由が、国連による海洋調査にあります。

1968年に尖閣諸島がある東シナ海の大陸棚で、推定1000億バレルの石油が埋蔵されている可能性が判明したのです。

なんとイラクの埋蔵量にも匹敵します。


これだけの石油が埋蔵されていたら、それはもう必死にならざるを得ないでしょう。事実、それまでは尖閣諸島には中国も台湾も関心を示していませんでした。

そしてここ数年中国の尖閣諸島への挑発行為が目立つようになり、中でも2010年に起きた漁船衝突事件は記憶に新しいものです。その時拘束した中国漁船の船長は帰国後英雄扱いされたそうです。


これに怒りを覚えた当時の石原慎太郎元東京都知事が、尖閣諸島を購入すると発言しました。これに同調した都民も多くいたおかげで、都には約15億円の寄付金が集まったそうです。

当時尖閣諸島はまだ埼玉県在住の地権者が所有していました。


しかしそれまで『領土問題は存在しない』という立場をとってきた日本政府も、さすがにこのままではマズいと本腰を入れ始め、東京都に購入されるくらいなら国有化したほうがマシと判断し、2012年9月、当時の野田政権により正式に尖閣諸島の国有化が決まりました。


当然国有化したことに中国・台湾は猛反発、尖閣諸島への挑発行為は収まることはありません。

しかし日本としては歴史的にも、地理的にも明らかに日本の領土だと主張し、同盟国のアメリカもこれに同調しています。

今後中国船籍がより一層尖閣諸島に領海侵入を繰り返すことが増えだすと、日中との間での戦争が勃発するという最悪のシナリオも考えられます。


アメリカは尖閣諸島沖は日米同盟の適応範囲内だという立場ですが、日本と中国との戦争にアメリカも巻き込まれたくないのが本音です。また中国だってアメリカとは戦争したくないです。

日中との間で協議を重ねているものの、依然解決に向かうかは不透明のままです。やはり日本がもう少し強くならないとどうにもならないと思います。それはすなわち防衛力の強化ということです。

もしくは本当にとられたくないのなら、尖閣諸島への常駐部隊を配備するのも必要になると思います。

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